夕陽の記憶(2002年2月28日記) 2021-03-01 21:37:27 | メルマガ『翼をたたんで今日はお昼寝』より 〜今日はおとぎばなしをひとつ〜私はその頃、水の国と呼ばれる街で妖精をしていました。水の国にはいくつか洞穴があり、その中には大きな透明の石がありました。石からは不思議な白い煙のようなものが溢れ、まるでそれが源流のように、煙は世界に向かって流れていきました。その石はときどき言葉を話しましたが、その声を聞くことができるのは、もう一部の妖精だけになっていました。私は、声を聞くことのできる妖精のひとりだった . . . 本文を読む