✴︎出雲大社レポートその4~瑞垣の周囲の摂社を巡る(2023年5月21日訪問)✴︎
10月の神在祭の間、全国から集まった八百万の神々が宿泊される社。
神様の宿泊施設があるなんて、びっくりしますよね(*^_^*)
【境内の摂社】
本殿と周囲の摂社を取り囲む瑞垣に沿って、本殿から向かって右側(東側)から左側(西側)に向かってぐるりと一周しながらお参りします。
ちなみに本殿の真後ろには、最強パワースポットの呼び声高い、素鵞社がありますが、それは別のページで紹介します。
それ以外の摂社を紹介します。
【瑞垣内の摂社】
本殿から見て左隣(参拝者からは右)、つまり東にある、お后様のお社。
大神大后神社(御向社)
御祭神は須勢理比売命
素戔嗚尊の娘(御子神)としても知られています。
御祭神は須勢理比売命
素戔嗚尊の娘(御子神)としても知られています。
大国主との間に御子はいなかったと伝えられています。
大国主が、大いなる国の主、すなわち地上の王となるために尽力しました。
ちなみに大国主とは実は名前ではなく称号なのです。
本名はオオナムチだったと伝えられています。
その前にあるのが、
神魂伊能知比売神社(天前社)
御祭神は
蚶貝比売命
蛤貝比売命
蚶貝比売命
蛤貝比売命
大国主が手間山で命の危機に陥った後、その火傷の治療と看護に尽くされた女神です。
大国主をいつも助けるのは、造化三神のうちの一柱でもある神産巣日神(『出雲国風土記』では神魂命と書かれる)で、その御子とされます。
全然、誰?という女神様ではないのです。
(とはいえ、詳しくない方にとっては、スサノオとアマテラスがギリという方もいると思いますが苦笑)
本殿から見て右隣(参拝者からは左)、つまり西にある、もうひとり(というかほかにもいっぱいいます)の大国主の妻のお社。
神魂御子神社(筑紫社)
御祭神は多紀理比売命
こちらも素戔嗚尊の娘(御子神)としても知られています。
こちらは、天照大御神とのご誓約によって生まれられた女神。
福岡県の宗像大社に祀られる祭神で、いわゆる宗像三姉妹の一柱。
大国主大神との間に、味耜高彦根神と高比売命(下照比売命)をお生みになっています。
社の名前が「神魂の御子」とありまして。
えっと、神魂命と呼ばれているのは神産巣日神ですよね?
父は素戔嗚、母は天照なのに、神魂の御子となるのはなぜ?
単に、神の魂の御子という意味なのですか?と謎に思いました。
そしてもう一つの呼び名、「筑紫社」の筑紫は、もともとが筑紫の豪族(一説には宗像王)に祀られている女神だからでしょうが。
懐かしの江の島で祀られる三姉妹。
そういえば、江の島も亀でした。
出雲も亀です。
出雲系の神社の神紋はほとんどがこの亀甲です。
キッコーマンとかのあの亀甲で、亀の甲羅を表す正六角形のマークのことです。
それにしてもスサノオとアマテラスの子だったら、なぜに筑紫の王国宗像の三姉妹なの?
なぜそっちの地名の名前で呼ばれるの?
と意味不明となりますよね(謎の抱き方がマニアック)
もともと宗像王国と出雲王国は対立していて、和睦のための政略結婚だったのではという説もあります。
そうなると宗像三姉妹は、出雲王国の王だったスサノオとアマテラスの御子ではないよね、と。
ちなみに正妻であるスセリヒメより位の高い存在として置かれる西の位置に多紀理比売命は祀られています。
どちらもスサノオの子なのに?
なぜ多紀理比売命のほうが位が高い感じなの?とか。
古事記はそもそも施政者が書かせたほとんど創作だったと言われる書物ですし(こんな書き方してごめんなさい、でも「ファンタジー小説」として大好きですよ)
こうやってひとつひとつ確かめる度に、私は真実が知りたいと思うのです。
いや、諸説が長くて現地の紹介できない。
ということで進みます~
このほか、瑞垣内には門神社があります。
八足門の両側にある社です。
(写真はありません)
【瑞垣の外で、荒垣内にある摂社】
本殿のある垣内ではなく、直接見ることができる摂社を紹介
こちらは八百万の神が泊まる場所
東西に一つずつあります。
こちらは八百万の神が泊まる場所
東西に一つずつあります。
十九社(東)
十九社(西)
御祭神は八百萬神
この時は5月だから空っぽだったのかな?
でも神の気のようなものはありました。
ていうか、2か所あるとはいえ、八百萬神がここで寝泊まりするの、ずいぶん狭くないですか?(笑)
釜社
御祭神はお稲荷さんでお馴染み宇迦之魂神
こちらの名前も、ウカ(食べ物)の御魂(たましい)の神ですから。
やはり本名ではなく称号ですね。
神様はそうやすやすと本名は教えて下さらないのです。
昔は位の高い人は名を明かしませんでした。
(名前に魂が宿るから何か呪術掛けられるとされていたし)
氏社(北)
御祭神は天穂日命
天照大御神の第二子。
正確には、スサノオとのとのご誓約によって生まれられた神。
つまり大国主の妻である多紀理比売命とは兄妹のはず。
なのに、アマテラスの使いで、大国主に国を譲れと来るのは不思議ですよね。
なんていうか、古事記を見ていると、時々、人物設定大丈夫?
別人なんじゃないの、それ?
とつっこみたくなるところがあります。
うむ。
出雲國造の始祖とされます。
うむ。
氏社(南)
お隣の氏神(北)とそっくりなので、立札を撮影していなければ、同じ社の写真かなと思うところでした。
御祭神は宮向宿禰
天穂日命より十七代目の神裔
允恭天皇の元年はじめて國造出雲臣の姓を賜りました。
ほかに神馬神牛像がありました。
皆様触っていましたよ。
語り足りないですが、文章多めなので(笑)
この辺にします~
【出雲大社】
御祭神:大国主大神
本殿内北西には御客座五神(天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、宇摩志阿斯訶備比古遅神、天之常立神)が祀られている
神紋:二重亀甲に剣唐花
創建:神代とされる
例祭日:5月14日 - 16日
例祭日:5月14日 - 16日
住所:島根県出雲市大社町杵築東195
アクセス:
アクセス:
一畑電車大社線・出雲大社前駅
JR西日本出雲市駅から一畑バス出雲大社連絡所行または日御碕行
荒垣内摂社:
「荒垣」とは本殿鎮座地の四囲にめぐらした石垣と塀で、大社ではこの内側を「境内」としている。
【本殿瑞垣内】
大神大后神社(御向社~みむかいのやしろ~)
大穴持御子神社(三歳社~みとせのやしろ ~)祭神:須勢理毘賣命
※大国主の正后
伊能知比賣神社(天前社~あまさきのやしろ~)祭神:蚶貝比賣命・蛤貝比賣命
※大国主が亡くなったときに蘇生を行った
神魂御子神社(筑紫社~つくしのやしろ~)祭神:多紀理毘賣命
※大国主の妻で宗像三女神の一柱
門神社(もんじんのやしろ)祭神:宇治神(東)/久多美神(西)
※廊八足門内の両側にあって本殿を守護する宇治神
【本殿瑞垣外】
出雲神社(素鵞社~そがのやしろ~)祭神:須佐之男命
釜社(かまのやしろ)
祭神:宇迦之魂神 紀理毘賣命
氏社(うじのやしろ)
祭神:出雲国造家祖神の天穂日命(北)
祭神:17代の祖で出雲氏初代の宮向宿彌(南)
十九社(じゅうくしゃ)
祭神:八百万神
東西に2つあり、神在祭の際、神々の宿舎となる。
荒垣外摂末社:
神魂伊能知奴志神社(命主社~いのちぬしのやしろ~)祭神:神産巣日神
鎮座地:出雲市大社町杵築東182
阿須伎神社(阿式社~あじきのやしろ ~)祭神:阿遅鉏高日子根神(あじすきたかひこねのかみ)
鎮座地:出雲市大社町遥堪1473
祭神:事代主神・高比賣命・御年神
鎮座地:出雲市大社町杵築東
大穴持御子玉江神社(乙見社~おとみのやしろ ~)祭神:下照比賣命
鎮座地:出雲市大社町修理免字向地920
大穴持伊那西波岐神社(いなせはぎのかみのやしろ )祭神:稻背脛命(いなせはぎのみこと)
鎮座地:出雲市大社町鷺浦102
上宮(かみのみや)祭神:素戔嗚尊・八百萬神
鎮座地:出雲市大社町杵築北
※神在祭の際、神々の会議所となる
下宮(しものみや )
祭神:天照大御神
鎮座地:出雲市大社町杵築北
出雲井社(いずもいのやしろ)
祭神:岐神(ふなどのかみ)
鎮座地:出雲市大社町修理免
因佐神社(いなさのかみのやしろ )
祭神:建御雷神
鎮座地:出雲市大社町杵築3008
湊社(みなとのやしろ)
祭神: 櫛八玉神
鎮座地:出雲市大社町中荒木
大歳社(おおとしのやしろ)
祭神:大歳神
鎮座地:出雲市大社町杵築北
祓社(はらえのやしろ)
祭神:祓戸四柱神
鎮座地:出雲市大社町杵築東195
野見宿禰神社(のみのすくねじんじゃ)
祭神:野見宿禰命(相撲の始祖)
鎮座地:参道大鳥居の西側、神苑相撲場の北西
その他:
社宝・文化財など:
国宝
出雲大社本殿
秋野鹿蒔絵手箱 1合
重要文化財
出雲大社 21棟1基
出雲大社 21棟1基
備考:
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~パワースポットで感じたエネルギーを短編小説にしました~
~北海道の記事と写真担当しました(*^_^*)~
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