七夕と縄文の関係
私たちのDNAの中には縄文人が生きています。
そのはるか昔の縄文時代には、精霊と人間は精神的に近い場所にありました。
彼らは遠く、おもに海の彼方に住んでいて、ときどき人々のもとに来ていたという思想がありました。
そんな精霊をお迎えする行事のひとつがこの七夕の起源だとする説があるそうです。
旧暦の7月15日(今年は8月25日あたり)ころ、つまり、だいたいお盆の頃ですね。
天から水の神が降りてくるので、川や海のそばにお供えようの棚と機を用意して、選ばれし巫女的乙女が神聖な織物(神様が着る衣)を織り、棚に乗せて神にささげていたそうです。
衣を着ると神になる的なおはなしは、天の羽衣なんかにも通じるものがあり、特別なものだったようです。
機織り、捧げものの棚。
それと、中国の彦星と織姫の伝説がいつのまにか一緒になって今の七夕になっていったようです。
そんな遥か遠い時代から繰り返し行われていたなんて、ロマンを感じますね。
精霊たちがやってくるのを迎えるという意味ではハロウィンもそうです。
ハロウィンは、おかしをもらいにこどもたちが練り歩きますが、北海道でもむかしは、七夕におかしをもらいにこどもたちが近所の家を廻っていました。
そのあたりにも不思議な共通点が見出せますよね。
なんだかたなばたは、奥が深そうな伝統行事だったみたいです^^