トンガの噴火や津波のことなど、心配なことが多いですね。
そして今日は阪神の震災の日。
いつもこの日は、あの時のことを思い出してしまいます。
何度かブログで書いていますが、あの地震の起きた朝方、私は夢を見ていました。
夢の中で、その頃大阪に住んでいた、小学校からの親友と2人で、誰かの家でご飯を食べながらお話をしていました。
すると突然大地震が来て、家の天井が崩れてきたのです。
私と親友はその隙間に閉じ込められてしまいました。
私はその時、おにぎりしか持っていなくて、何日もここから出られなかったとしたら、おにぎりでは腐ってしまう。
チョコレートいつも持ち歩くべきだったと後悔していたのです。
その地震や、天井が落ちてきて閉じ込められるまでの状態が、あまりにもリアルで、目が覚めた後もしばらく本気で怖かったのです。
もしかしたら近いうちに大きな地震があるかもしれないと思いました。
時計を見るとまだ6時前。
もう一眠りできる時間でしたが、地震のリアリティーで目が覚めてしまいまして、私は仕方なく起きることにしました。
当時妊娠7ヶ月でした。
妊娠してる状態でそんなことになったらどうしようととても不安でした。
そしてテレビをつけるとアナウンサーさんが言ったのです。
大阪で大きな地震があった模様です。
ビルが倒壊しているという情報もあります。
連絡がつかないためどのような状況になっているか分かりません。
そのような内容のことを伝えていたと思います。
私は驚いて、その場に座り込んでしまいました。
その日はショックが大きくて、仕事に行ったものの、当時担当していた新札幌と言うところにあるテクノパークまで出かけて、誰とも会わずにあるビルのロビーのベンチでずっと座っていました。
何も考えられなくて、悲しい気持ちで数日過ごしました。
そのすぐ後の金曜日、テレビで私の大好きなアイドルグループが、新曲を発表することになっていました。
自分だけがテレビで楽しい気持ちになることが申し訳ないなぁと思いながらも、テレビをつけると、私の大好きなアイドルグループは、ステージ衣装ではなく、真っ黒いスーツを着て出ていました。
新曲を発表するのはやめて、そのかわり、皆さんにこの歌を届けたいですと笑顔でがんばりましょうを歌っていました。
こんな励まし方があるんだと感動していました。
それまでは真顔でつらそうに見えたのに、歌がはじまると、とびきりのアイドルスマイル。
そんか彼らのキラキラの笑顔が、自分たちを励まそうとしている笑顔だと感じたので、とても嬉しかったのです。
辛い時に、こうやって笑いかけられると、救われることもあるのだと思いました。
だから私はどんなに辛くても、悲しみを共感した上で、それでも笑顔でいられるような人間になりたいと思ったのです。
いろんなことがこれからも起きるかもしれません。
それはこの地球が生きているからだし、すべて周期的に起きている以上、一方的な話しでもないのです。
特に地震国に生きているわけですから、常にどこかに災害に対する意識を持って生きていかなくてはなりません。
その上で、大難が小難に、小難が無難になることを祈りながら生きていこうと思います。
トンガの方たちが無事であることを心から祈ります。