電話の仕事をしているので、高齢の方と接する機会が多いです。
何でもインターネットで調べる時代になっているのに、わざわざ電話で相談するのですから、割合としてご高齢の方の方が圧倒的に多いのです。
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そういう方達と接していると、インターネットでしか手に入らないものが多数ある時代に、取り残されている寂しさを感じているんだと思いました。
私は、もともと機械に詳しい人間ではありません。
でも黎明期からパーソナルコンピュータと言うものに関わっています。
1995年にウィンドウズ95が発売されまして。
そんなパソコンが家に来たのは1997年でした。
当時30万円以上して。
何ができるのかわからない謎の機械に、そんな金額をするのが驚愕でした。
何ができるのかと聞くと、家計簿をつけたり(Excel)、お前の好きな何か書くやつもワードでできるし、何よりインターネットで世界に繋がれると言われました。
インターネットで世界に繋がれると言うのか、さっぱり意味がわかりませんでした。
実際は、それを購入した人よりも、私の方がはるかにインターネットで世界につながってしまったわけですが。
元配偶者が、私にしてくれた良いことの中の1つが、このパソコンです。
彼がいなければ、あんな早い時期にパソコンを買うなんて有り得なかったです。
彼は月に1度、後輩たちを家に招いて、家庭料理を振る舞っていました。
作るのは私ですが(笑)
IT企業だったので、彼の後輩たちはみんなパソコンに詳しくて。
普段はあまり触らせてもらいないのですが、人がいると人間性が変わるので、後輩たちがいるのをいいことに、パソコンをガンガン触りまくり、色々と教えてもらいました。
ホームページの作り方を教えてくれたのも後輩でした。
半年ぐらい時間をかけてホームページを1人で作り上げました。
何かソフトがあったわけではなくて、HTML言語を打ち込んで、一つ一つプログラミング的なことをしながら作ったので、本当に大変でした。
なので、ホームページを作る作業からすっかり足を洗い、今ではブログだけになっています。
このブログでやっているようなことを、以前はホームページで、1文字1文字HTML言語を打ち込んで作っていたのです。
SNSだって、LINEだって。
よく分からない状態ですが、子供たちに操作してもらったり、知っている人に聞いたりして、なんとかついてきています。
どこかで置いてけぼりを食ってしまったら、全く未知の世界になってしまうと思っています。
そしてそれは、これからの時代に大事な感覚なんじゃないかと思います。
私は20代でパソコンがこの世に登場してくれたおかげで、抵抗なく受け入れられました。
でもある程度の年齢になってから、そのような新しいものが生まれた時、素直に手を伸ばせていたかどうか。
高齢の方たちが、私たちだったら、目をつぶったってできるような操作が、全く見当もつかず、そこで立ち止まっていると言うのを見ると、切なくなります。
明日は我が身でもありますから。
今更わかりやすくと言うのはもう無理だから、頑張って積極的に学んでいくしかないんだよなぁと思います。
実際90代で、私よりSNSを使いこなしている人も見かけるので、できないことではないのになとも思います。
それか、そもそも生きていく上で必要ないものだと、全く持たないと決めるか。
結局人は、努力し続けていくしかないんですね^ ^