人は落ち込んでいる時、エネルギーが下がっている時は、不幸自慢のような感覚になります。
かつて体調を崩してどんどんエネルギーが落ちて行った時、私は自分の体の不調ばかりが目につき、さらに不調を探すような心理状態でした。
ある時誰かに助けを求めたくて、潜在意識マスターで元看護師たった憧れのYさんに勇気を出して近づき、病気の相談をしたのです。
今でも覚えています。
Yさんは私の話を聞き終わると開口一番こういったのです。
でも大丈夫よ、あなたとても肌が綺麗だもの。
私は不幸な自分を見て慰めて欲しかったのだと今はわかるのですが、その時はこんなボロボロの私を見てまず肌を褒めるなんて!と驚きました。
最後までYさんは褒めることと大丈夫よを繰り返しました。
具体的な改善方法を知りたかったのに、大丈夫よしか言ってもらえず、その時は釈然としないままでした。
ただ、遠くの方でこう思ったのも事実です。
たくさんの病気の方を救ってきたYさんが大丈夫と言うのだから、私は良くなるのかもしれないと。
それは小さな光でした。
やがてたくさんの人の励ましに支えられて実際に良くなっていきました。
元気になってから心に余裕が生まれ、改めてあんなにもボロボロだった私を見て、まず肌を褒めたYさんの一貫性に感動を覚えます。
病気は体の中のエネルギーがマイナスの状態になった表れです。
そこに否定的な思いを毎日与えていたのですからよくなるはずはありません。
体調が崩れた時こそうんと褒めるべきなのです。
プラスのエネルギーを与えてマイナスのエネルギーを相殺させるのです。
もし体調を崩している方がいたら、もっとも弱っている箇所をよく働いてくれた、あなたは頑張ってきた!などと褒めてあげてくださいね。