右脳系の人あるあるらしいのですが、何かのはずみでひとつ記憶が甦ると、記憶しているすべてが一気に甦っちゃうということがたまにあります。
例えば、窓から差し込む日差しの角度の明るさが、幼い頃に見ていたものと同じだったりすると、その時がまるでタイムスリップしてきたかのように、景色どころか、温度や匂いや感情までもが蘇ります。
だからとって記憶力がいいのかといえば、これを覚えておいてねって言われても、それを確実に覚えられるというわけではありません。
人の名前を覚えるのも苦手です。
顔は完全に覚えていて、ほとんど口をきいたことがなくても、どこかで接触があったりしたら(例えば何かのワークショップで同席したレベル)、間違いなく覚えています。
名前は全く思い出せないため、声をかけることができないのですが。
興味のないものを覚えるのは難しくて、苦手な教科の教科書を読んでも全然頭に入ってこなくて苦労します(笑)
ですが、心が動いた景色などは特に、小さなきっかけを与えると、一気に記憶がよみがえることがあることがほんとうによくあるのです。
そんな風に記憶力があると思っていたので、離婚してしばらくして、自分が結婚生活のかなりの量の記憶がないことに気づきませんでした。
ありありと思い出すタイプなので、思い出すと心が壊れてしまうものは、どんなきっかけがあってもしっかり蓋をしてあったのだと知りました。
封印気味だった記憶を取り戻してきたので、だいぶ心が強くなってきたのだと思いますけどね。
なんだか不思議な記憶のお話でした(*^^*)