昨日は朝いちで実家に行き、姉とともに実家のお掃除をしました。
前庭の花壇に咲きまくっていたツルニチソウ
我が家の庭は、駐車場横にある前庭だけが唯一手を出せるスペースで、左官屋の親方だった父が丹精込めて作った塀で囲まれた庭には、その入口から雑草と謎の蔓の枝が生い茂り、侵入困難になっていました。
玄関に向かう階段と、塀の間が庭の入口になっていて、まずそこは謎の蔓状の枝でふさがれていて、先に行けません。
父が作った緑色とグレーの敷石が並べられた、結構モダンな通路があるにもかかわらず、敷石など見えないくらい、鬱蒼と雑草に覆われています。
いやもう廃墟やん。
今年はじめてこうなったのではなく、庭の手入れをしていた父が認知症になった15年近く前からこうなっていたのです。
庭は結構な広さがあり、植木や花壇のほかに、中央には、大根、スイカ、ピーマン、トマト、ナスがたわわに実っていました。
植木もツツジ、桜、シャクナゲ、松、なんならイチョウなど、たくさんあったのですが。
イチョウはあまりにせいちょうしてしまったため伐採しましたが、シャクナゲとツツジと桜が毎年きれいに咲いていました。
たしか藤もあったはず。
その庭の奥に私の犬(りんざぶろう)のお家がありました。
子どもたちが小さい頃はその庭で遊んでいたし、居間から降りていき、トマトをもいでおやつがわりに食べていました。
ところがここ10年くらいは、居間から庭を眺めると夏の山登りをしている時に登山道の周りに鬱蒼と茂っている植物が庭中にかなり元気に育っていて。
虎杖が群生していたり(苦笑)
ジャングルっすか?となっていました。
それを前回来た時に、とりあえず一番手前にある、かつて小学生だった私が担当していた「花壇」のみ、枯れ木や謎の低木の枝、雑草などを取り除いていたのです。
そして数日ぶりに訪れたところ、ツルニチソウが花壇いっぱいに咲いていました。
さすが、生命力が強い花(笑)
かつてここには、マリーゴールド、松葉ボタン、ヒャクニチソウ、キンギョソウを植えていました。
一軒家を建て念願の庭ができたので、花を育てたいと言ったら、母がくれた種がこれらのもので。
毎日水を上げ、話しかけ、花が咲いたら枯れてきた花を切り取り、とにかく長い間もつように毎日世話をしていたことを思い出しました。
うむ。ツルニチソウは塀のそばにちょっとだけ植えていたような。
なぜこんなに繁殖しておるとは思うものの、このツルニチソウすら、前回は枯れ木と蔓状の別の植物に覆われ、下のほうでひっそり咲いていただけでしたから。
小さい椿(だよね?)的な花も、唐突に枝を上に出して咲いていました
花々!!!
久しぶり!!!
となりまして。
なので昨日は鎌を手に勇気を出して、雑草で覆われる庭の入口に立つと、入口をふさぐように鬱蒼と茂っている、どこから来ているのかよくわからない蔦的な枝をバッサバッサと切りました。
そして通路に進めるようになると、今度は敷石を覆っている謎の草花を抜きまくり、なんとか道を作りまして。
謎の黄色い花が咲く背の低い大木(花の形がツツジに似ているやつ)が庭の中央で、四方八方に3メートルくらいずつ枝を伸ばしていて。
それが庭中の地面にはびこっており、それもバッサバサ切る。
その奥に進むと、かつては野菜が植えられていた栄養たっぷりエリアに2メートル以上に成長していた虎杖の群生があって。
それを根本からざっくり刈っておきました。
そこでタイムリミット(家の中も片付けねばならず)
近いうちにまた行くので、あの通路を通り、庭を覆い尽くしているあの蔦性の植物どもをがっつり刈ってきます。
風水的に蔦は金運を下げるといわれているのですが、あの人たち(人ではない)は、生命力や繁殖力が強く、他の植物が育つのを妨害して、自分たちだけがこうして生き残っていくので、手をくわえずにいるとこうなるのでしょう。
そうして廃墟的な建物に、蔦だけが生き生きと、まるでその建物の生命力を吸い尽くすかのごとく生えている現象がおきるのだと改めて思いました。
ずっと庭に手を出したかったけれど、勝手に触るな!!!と母に激怒されるので。
(じゃあちゃんと世話をしてと思うのですが、自分でするからいい!!とできないくせに言い張るため、残念な気持ちで虎杖と蔦で覆われた野生化した庭を眺めていた)
なので、やっと庭を庭らしくしてあげられる!とちょっとだけ嬉しくなっています。
何度も通うたび、少しずつ庭に戻していこう。
(姉が謎に芋を植えたがっている)