遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

ラストマイルを見てきました

2024-09-05 08:31:58 | 遊月の本棚・映画館
昨日「ラストマイル」を見てきました。


もともと「アンナチュラル」が好きだったので(縄文好きでおなじみ井浦新さんが出ています)その世界観なのできっと面白いだろうと。
そして期待通りでした。

海外のドラマだと、同じ設定の別のドラマ間で互いのキャラが出演しちゃうことはよくありますが、日本だと珍しいですよね。

ラストマイルとは、物流の最後の一マイル、つまり、末端のドライバーさんがお客様の自宅に荷物を届ける距離のこと。
自分たちが買い物に行かず、荷物が自宅に届く便利な社会の裏で、こんなことになっているのだと考えさせられます。

流通業界に限らず、この社会はいつも、末端が一番しんどいことをさせられているのに一番給料が安くて、一番遠い場所で何かを決めている人たちが一番お金をもらっている。

まあ、システムを作るのも管理するのも責任を取るのも判断するのも大変ですから、それはわかるのです。
でも、分配率間違っているとは思います。

下請けのそのまた下請けのと動くうち、丸投げや、責任押し付けが横行しているだろうし、いわゆる底辺だなんて言われちゃう。

先日、ゴミ収集の仕事をしている方が、親戚に底辺の仕事だと言われたとつぶやいていて、底辺の仕事の一覧として、
オペレーター
と掲載されていて、あ、底辺って認識なんだ(汗)と思いました。
確かに時給はそこまで悪くないけれど、精神が壊れちゃうようなことを延々と言われちゃったり、企業の不祥事に関して、直接消費者さんからダイレクトに暴言吐かれる仕事ですからね。

何か不祥事のニュースが見るたびに、その会社のオペレーターさんかわいそうってなります。
だからまあ、そう思われていても仕方ないのかなと。

ちなみにほかには介護職ともありまして。
さすがにそれは
は?なめんなよ、介護してやんねーぞ(私は介護職ではないが)
とつい投稿に、謎のエアケンカうっちゃいました(笑)
書き込んだりはしませんが(笑)

底辺と思われていてもなんでもいいですけどね。
でも、なんでしょうね、その感覚。

私はお金持ちの本を読み漁った時期がありまして(笑)
そこに共通して出ていたのは、
「どのような人に対してもリスペクトをする人になる」
ということ。

たまにレストランなどで、
え?店員さんのことを下僕かなんかと思っている?
みたいな横柄は態度を取る人を見かけて、うわ、エレガントじゃないと思います(笑)
スパイファミリーのエレガント、ノットエレガントね(笑)

どのような人に対しても感謝を持って接することができる人が、真の成功者となるみたいなことがどの本にも書いてありましたが。
成功者の定義はさておき、お金持ちになる、夢を叶えて成功者になる、そのために必要なスキルは、結局人として自分を磨いていく先にあるのだなぁと。

あ、全然ラストマイルの感想じゃない。

この脚本家を含めた制作された方たちには、全世界への愛というか、リスペクトを感じるのです。
そこがとてもいい。

実は密かに、社会の問題って、給料をもっと上げれば全部済むじゃん。
とくに末端の人たちの給料を上げろよと。
末端というか一番苦労している人がたくさんお給料をもらえる制度になればいい。
介護だって保育士さんだって、もっともっとお給料をもらっていいはずなのに、なんでそんなに安いの?とびっくりします。

そして何という特定はしませんが、そんなことをしたくらいでなんでそんなにお給料をもらっているの?
いや、別にミキティと叫ぶだけで1000万以上もらっているわけではないとは思うけどさ(あ、特定しちゃった。しかもネットで見た情報だけど)

ほんとうの意味で等価交換として給料というものが支払われていけばいいとずっと思っているのです。

良質の商品だとコストがかかり、価格競争で負けてしまうので、良質のものを作れないとか、経費削減で気軽にリストラするとか、人の命より流通が優先とかね。
映画の中で、お昼を食べる時間もまともにとれず、頑張って配達していた人が最後は若く亡くなっていたエピソードが出ていて。
あんなに必死で配達しているのに、ブラックフライデーだっけ?そりゃあ地獄だろうさってなります。

安いには理由がある。
そこでもっともカットできるのは下請けや派遣社員のような弱者と呼ばれる人たちの報酬金額なんだってもっとしっかり認識したら、安いほうがいいとはならない。

それと、価格で選ぶ人は真のお金持ちさんにはなれません(お金持ちの本より笑)

見ているうちに、
そろそろさ、本気で価格が安いことが本当に私たちのしあわせなのか、そのあたりに目を向けようや。
ドライバーにはありがとうっていおうや。
指定した時間通りこないってイライラするのやめようや。
世間様から「底辺」だと蔑まれている仕事をしてくださっている人たちがいるおかげで私たちが便利に暮らしているんだって、ちゃんと考えておこうや。

みたいなことを考えてしまう映画でした。

それでも世界は変わらず明日も同じように続いてしまう。
だけど主人公たちは、ほんのちょっとでも変えていこうとしていくだろう。
そして自分もちょっとでも何かを変えていこう。

もっとみんなが豊かになれる、誰かにしわ寄せを押し付けない社会に変えていけるしいかないといけないって思いました。

関係ないけど、満島ひかりの赤いコート姿、めっちゃ可愛くて、白い雪の中でとても映えていて、うわーってなりました(笑)



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