Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

レッジョ・エミリアアプローチ

2017-07-23 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。

昨日、
レッジョ・エミリアアプローチを取り入れている
素敵な保育園を見学させていただきました。



以前ブログでも
軽くご紹介させていただいておりました。
6/26blog でも、百はある。



レッジョ・エミリアアプローチの最大の特徴は、
子ども、保育者、親、地域の人々などが
アートを通して主体的に探求して学び合い、
育ち合うことです。



見学させていただいた園の代表は
もともと地域交流の拠点となるような保育園を
作りたいと試行錯誤している時に
レッジョ・エミリアのことを知り、
現地に行って話を聞いてきたそうです。

レッジョ・エミリアアプローチを
そのまま日本に持ち込むのは違うけれど
考え方に共鳴したとお礼を言ったのがきっかけで
情報交換が始まったとか…



代表の志の高さと
行動力、実行力に心打たれました。



そして、なにより
日々のちょっとした出来事をご紹介いただき
その素敵なエピソードの数々に感動でした。

いくつかご紹介させていただきます。



◼︎美術館を自分たちで作りたい

美術館ってどんなところ?
という絵本を読んだことから
子どもたちから、自分たちで美術館を作りたい
という話が湧き上がったそうです。


そこで、葉っぱや小石を使った
アート作品を展示することに決め

子どもたち発のイベントが立ち上がると
自然発生的に継承されている「招待状」
が代表に届いたそうです。

その内容が素敵でした。



石ころは小さいものは水に浮くものもあるけれど
大きい石は水に沈みます。

葉っぱはほとんど水に浮きます。

下の土にあるものは下に沈みます。
上を見上げるとある葉っぱは上に浮きます。
水の中でも同じです。




そんな感じのメッセージとともに、
美術館の招待状を作ったお子さんの感性

その子なりに「なぜだろう?」を考え
その理由を文字で表現した事実を大切にする
保育園の姿勢も素敵だなと思いました。



◼︎柚子ってなぁに?

ある子どもが、あのゴツゴツで香りのよい
柚子に出会い興味を持ったことから始まったお話

興味は周りの数名に広がり
その流れから
保育園の近所で柚子農園をお持ちのおばあちゃん
のところに行けることになったそうです。

おばあちゃんのご厚意で
子どもたちは柚子狩りをさせてもらえて、
たくさん柚子をもらいました。


おばあちゃんにお礼をしたい!


食堂の先生にお願いをして
柚子クッキーを作ってもらいました。

そのおばあちゃんに
お礼のご挨拶として渡したら
とても喜んでもらえて
子どもたちも嬉しい、
素敵な経験ができたそうです。



どちらも、大人は子どもたちの意志を尊重し
サポートに徹したことが素敵だと感じました。



子どもと向き合うということは
とてつもなく深く、神秘的で、尊いもので
難しいからこそ興味が尽きないです。




こんな素敵な園を見学させていただけたことに
感謝です☆