Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

モンテッソーリ教育 感覚教育 視覚三教具

2017-08-09 | モンテッソーリ教育
おはようございます。
こども哲学ファシリテーター桑原です。

今年度のモンテッソーリ教育講座スクーリング
本日、最終日となりました!

それはもう、大変なのに
楽しくて楽しくて…

特に、後半に学んだ「感覚教育」
感動の嵐で
細かく残しておきたいことだらけ。



ということで、本日は視覚三教具と呼ばれる
ピンクタワー
茶色の階段

長さの棒

についてまとめようと思います。





この教具は
長さや大きさの概念がない子どもが
数値化されていない量を
感覚的につかめるものです。

大きい・小さいとか長い・短いは
その感覚につけられた名前です。
名前は後からでも覚えられます。
ですから、導入時には
大きい・小さいとか長い・短い
という言葉は一切使いません。

そういった概念がなくても
視覚と触覚で
楽しみながら感じることができるように
なんとも、シンプルかつ巧妙に作られています。



ピンクタワー

一辺1センチ〜10センチの10個の立方体
でできている、三次元を感じる教具になります。

視覚はもちろん、
持ち方を一定にすることで
指の開き具合や、力のかけ具合など
触覚でも感じることがてきるのです。

小さい立方体


大きい立方体


基本の提示は、
バラバラにして大きい順に重ねます。

でも大きいという言葉は使いません。
「今から順番に並べてみるね。見ていてね!」
ゆっくり並べて見せてから
「やってみる?」
と聞くのです。



茶色の階段

こちらは、
側面が一辺1センチ〜10センチの正方形からなる
直方体の10個のブロックで、
二次元を感じる教具です。

小さい


大きい


面の大きさを意識できるような提示
を心がけます。


長さの棒
長さが10センチ〜100センチの棒で
一次元を感じる教具です。

長さを感じられるように
棒の両端を持つようにします。

これは、順番に並べて使うのはもちろん
組合せて長さを合わせたりして
視覚的に足し算や引き算を感じたりもできます。


これら3教具の発展した使い方として
組合せてオブジェを作ったりもできます。
グループワークで立体的な橋を作ったのですが
楽しすぎて写真を撮り忘れました…(^^;;



基本提示だけでも十分楽しめましたが
子ども達は、
どんどん使い方を発展させていくそうです。



今日までの宿題だった
基本教具をトレースしたオリジナル教具は
ピンクタワーをベースに作成してみました。
このお話は明日…



さて、最終講義が始まります!