発表会翌日にハネムーンへと旅立つ慌ただしさで、すっかりご報告が遅くなってしまいましたが、去る4月25日のお天気に恵まれた日曜日、第8回ピアノ発表会が無事に終了しました
今年の参加者は28人。と、ファミリー連弾に参加して下さったお父さんお母さんが9人!
子ども以上に緊張した面持ちのお母さん、出番の直前まで人一倍熱心に練習していたお父さん。
心配そうにお父さんの顔を見上げる子や、舞台袖でハラハラしながら見ているあたしの心配をよそにいつも通り天真爛漫な子(笑)
皆さんの熱演で、素晴らしい発表会になったと思います。
年明けの1月に曲を渡してから4ヶ月弱。
…と言うと長いようですが、月に4回のレッスンとすると、あたしが見てあげられるのは15~16回しかないのですよね。
隔週のレッスンの方もいらっしゃるので、そんな方はそのまた半分!
なので、ピアノは毎日の練習がとても大事です。
レッスンで言われたことをしっかり理解して、それを注意深く思い出しながら考えながら、再現しながら、1週間練習することが大切なのです。
もちろんちびっ子には、一人では無理なので、お母さまのサポートも非常に重要です。
発表会の曲を決める時、その子の想像力(イマジネーション)で“何か”を表現できるような曲を選ぶように心掛けています。
正しい音で弾くだけでなく、その先にある自分だけの“世界”を表現することが、“演奏”だからです。
素敵な曲が本当にたっくさんあって、選曲の時は毎年とても悩みます。
色んな本を出したり引っ張ったり、とっかえひっかえしながら新しい曲を発掘するのも、また一つの楽しみでもあるのですが。
ロシア留学時代の恩師がよく言っていました。
――たとえ音を間違えないで弾けたとしても、イマジネーションのない演奏ほどつまらないものはない。――
この言葉を胸に、時に支えに、指導していますし、自分の演奏でも心掛けています。
発表会で演奏した自分の曲を好きになってくれ、演奏することの楽しさを感じてくれたらと思います。