先日、本番4日前にして、レッスンに行って来ました
もちろん本当はもっと早くに見ていただけばよかったのですけれど。
直前でも得るものは大きい!
そして中3日あれば、最終調整は十分に間に合う!と信じて。
レッスンを受けたのは、音大受験の時からことあるごとにお世話になっている、ミキモトメソードの先生です。
ピアノ科に入るのは難しいと言われていた私を救ってくださり、身体の癖を直し、腕・指の使い方を教えて下さった先生なのです。
でも残念ながら、若い頃はこのメソードの内容を半分も理解できていなかったように思います。
レッスンで言われたことを言われたままにやっているだけ。
どの筋肉を動かしているのかなんて、自分の体なのに実感としてなかなかとらえられなかった。
指一本一本の筋肉の、外側の筋肉なのか内側の筋肉なのか、第1関節なのか第2関節なのか、どこの筋肉を使えば求めている音が出せるのか、そんなことがわかってきたのはようやく最近になってからです。
ワタクシ、体重や腕の重さを利用して柔らかく、あるいは深く、重く…そんな音は得意なのですが、プロコフィエフやラヴェルのように指の瞬発力を必要とする音が苦手です。見た目のまんまでしょ?(笑)
抒情的な曲の方が得意ですが、上記のような作曲家やスペインもののように、リズムの面白い曲も大好きなのですけどね。
今回の曲は特にそんな俊敏な音を必要とするパッセージばかりなのに、どうしても図体の大きい、動きの鈍い音になってしまうのが悩みでした。
弱い筋肉の強化は数日では無理ですが、使い方によってより求めている音に近付けるのですね
いくつかの問題個所が先生のアドバイスによってぐっと弾きやすくなり、メリハリのある面白い仕上がりになってきました。
今日は陰アナの原稿を作ったり、楽屋やホール受付まわりに貼る案内用の張り紙もできたし、あと2日間は練習に集中します!(もちろん生徒たちのレッスンは通常通りありますが
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