『邪魔』 奥田英朗
GWが挟まったこともあり、返却期限までに
読めそうになかったので、電話で延長してもらいました。
自動応答で24時間対応してもらえるとは知らなかったけど
思い出したときにできるのは便利。
延長してもらった安心感からか、一気に読んでしまいました。
意味ない?
そうは言っても上下2冊、かなりのボリューム…というか
濃厚なお話で、幾度となく、めげそうになりました。
一言でいえば狂気に向かっていくお話で…
会社への放火容疑で警察から目をつけられている
及川というサラリーマンが主人公かと思いきや、
その妻の平凡な主婦がほぼ主人公。
及川の尾行をする九野刑事は、他人に言いたくない悲しい過去を持ち、
警察内のゴタゴタにも巻き込まれ、人生に疲れ切り…
及川の妻も、潔白を信じていた夫が信じられなくなったり、
パート先でのゴタゴタに巻き込まれたりで、どんどん追い込まれ…
タイトルの『邪魔』というワードが何回も出てきます。
何気なく出てくる『邪魔』…怖いです
満足度: