読書メモ 『間宮兄弟』

 

　『間宮兄弟』　江國香織　 

 レンタルビデオ屋さんで見たことがあるなぁ…
と、いうことで借りてみました。

イケてない男兄弟が２人、仲良く暮らしているわけですが…

ある日、生活に変化を求めて
女の子を家に呼んでみようということになり
決死の覚悟で女の子を誘い、
涙ぐましい接待を繰り広げ…

思わず『頑張れ、間宮兄弟！』と言いたくなるぐらい
まずまずの成功を収め
次のチャンスを狙いつつも…

兄は先輩の離婚騒動に巻き込まれたり、弟はぼったくられたり、
大切なお母さんのお誕生日を忘れそうになったり、
（離れて暮らしているお母さんもなかなか可愛い）
兄弟の周辺にも小さいながらも色々変化が訪れ
平穏ではいられない感じに…
ありそうな話にも思えるけど、なさそうな感じも…
ギリギリのところを、ほんわかしたタッチで描いています。

読みながら私の従兄弟を思い出しました。
母親（私の叔母）と同居はしているものの、
一緒に釣りに行ったり仲良しらしく、こんな感じなのかなぁ…とニヤリ。

叔母は『いい加減、独立して～！』と嘆いてるけど

満足度：