六枚目のコイン

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前世からの記憶とカルマの解消法(3)

2019年01月21日 18時26分28秒 | 運命学+占星術

言い換えると、
「因縁」はその人を規定する条件であり、要素であり、その人を取り巻く環境であります。

私たちはこの世に生まれてくるに、両親を縁にして生まれてくるのですが、
その両親はすでに、家系のあらゆる条件を持って生まれてきているわけですから、
生まれてくる際には、
すでに家系のあらゆる条件を引き継いで生まれてくるわけです。

ざっと、
これまでが精神分析学のおける総括的な考えであると思います。

ところが、人の人生や運命的なものを決定するのは、ある「抑圧意識」だというのです。
そう、この特殊な「抑圧意識」こそが、その人の人生を特定の方向に歩ませ、
そして、
輪廻を繰り返させるものだというのです。さらには、不幸な人生にするのも、
この特殊な「抑圧意識」だというのです。

さらに、
お釋迦様は、それを「タンハー」という言葉で説明されておられるのです。
「タンハー」ゆえに、人は苦しみの人生を永遠に繰り返すのだといわれるんです。
だから、
「タンハー」を解消すれば、人は二度と不幸な人生を繰り返さないで済むのだという。

人は何度も何度も、それこそ始まりのない昔から生まれ変り続けているという。
その当体はこのタンハーだというのです。
それゆえに、
タンハーを解消することで、人は二度と苦しみの人生を生きることはないという。
なんという素晴らしいことではありませんか。
その解消法をお釈迦様は説かれた訳ですね。

  (つづく)
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前世からの記憶とカルマの解消法(2)

2019年01月21日 18時07分26秒 | 未来

(つづき)です!
心は独立して存在するのではなく、連続してあるのだというのです。
または、心は引き続いて存在するとも・・・。

心が思ったことは、その場で消えてしまうのではなく、
連続して引き継がれていくというのですね。
つながっているのだというのです。

一見、理解に苦しむような説明ですね。

ところで、大乗仏教に「唯識」思想というのがあります。
それは、
この世界はただ心の認識によって現出するのであって、
心が認めない存在は認識すること無く、故に存在しないという考えだ。
(私の考えは、あとでさらに深く説明したい。)

そんな馬鹿なと思うでしょうね。
物質世界を第一原理として、思考や概念が成り立っている世界からすれば、
「心」なんて取るに足らぬおのであると、
多くの人は考える。

だが、
この「唯識」をよく追求していくと、深く癌が得させられるものがある。
その「唯識」の考えに、八つの識(心)とう基本概念があって、
その中に、「雑識」=(アラヤ識)という心があるとされている。

その「雑識」というのは、
前世からの記憶や経験や諸々のものが蓄えられていて、
それらの情報が現在の自己を規定しているというのだ。

それをスピリリチュアルの世界では、アカシック・レコードと言ったりしている。
「アーカーシャ」とは、虚空の意味である。空間上の記録とでも言えるだろうか。

この唯識思想を追求すると、とても興味深いものがあるのだが、
その『雑識』こそが我々の輪廻転生の本体だとされているのだ。

で、初めに戻るのだが、
催眠法で暗示をかけるのは潜在意識に働きかけるのですが、
この雑識は、深層意識だと言いかえると、わかりやすいかと思います。
その深層意識に「自己」を規定するものがあるのだというのですね。

それを仏教では「因縁」と言っています。

 (つづく)
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