六枚目のコイン

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東大入学式祝辞!

2019年04月15日 08時37分09秒 | つぶやき


4月も半ばになり、
いよいよ春も本格的になりました。
好いもんです、春は。
気持ちがいいですね。

そんなことで、大学でも入学式が行われたようです。
そんなときに、
東大入学式で、名誉教授である上野千鶴子女史が祝辞を読み上げたのだが、
その内容が入学式の内容にそぐわないという理由(?)で、
大きな反響を呼び起こしたという。

テレビでのスピーチを聞くかぎり、
私としてはありのままに受け止めてみました。
ただ、
気になったのは、上野教授が性差別の権威?であるために、
男女の性差別について話をされたということ。
そして、その話の後半に、
自分たちが合格したのは、周囲のいろいろな支援を受けて、
そして合格してきたのだと。
その合格のおかげを、自分たちの利益のためだけに使うのではなく、
社会的被差別たちに対する援助という形で、
使うようにしてもらいたいという内容になっていた。

上野教授が男女の性差別問題から、
普遍的な問題として、報われない人々のために力を使ってほしいという話に結んでいた。
そのメッセージに対して、
東大二年生の受けたインタビューの内容に、
私はドライだなあという印象を受けた。

やっぱり、
受験生は競争社会の中で生き抜いて、そして合格を勝ち取ったわけですから、
他者に対する無関心さがあるんだなと、そう思ったんです。

しかし、上野教授が述べられたように、
自己の利益のためにのみ(例:組織内における昇進、金銭欲を満たす等)
働くような人であるならば、
これから卒業して、
日本の国を動かす官僚になっていくような人が、
他者に対する愛情をもたなくて、どうするのか?

若者が自分の可能性を求めて、生命力を燃やすのは当然ですよね。
しかし、
弱者とか恵まれない者に対する優しさとか愛情とか持てない人は、
箸にも棒にも引っかからない、
一片の魅力もない人間になってしまう。

言い尽くされた古い言葉ですが、
やっぱり人間は人さまの役に立ててこそ、価値があるというものです。
人を救う、お役に立つための仕事であること。
そこを忘れてはいけないと思うのですね。

どんな仕事に就こうとも、
人さまのまたは社会の役に立てない者に、価値はないと思いますね。
人を助けてこそ、私たちは生きる価値があるのではないかな。

利己的な人に人間的な魅力なんて少し感じられない。
そうなったら、その人はもうおしまいですよ。
つまらない人間だと思われたら、そこでオシマイだな。

そんな人間にはなってはいけないと、
つくづく、このごろ思うようになったんですね。


こんなこと言うのも、老人のたわごとでしょうかねえ。
コメント
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