天皇陛下ご夫妻が、伊勢神宮をお参りされて、
退位のご報告を大御神様になされたという。
皇祖たる天照大御神様にご挨拶されることは、
もちろんのこと、
目には見えないけれども、ご先祖様ははっきりといらっしゃることを、
天皇陛下御自身が、形をもってお示しになられたことは、
大変すばらしいことですね。
それにしても、
国民のみなさんが、天皇陛下ご夫妻に手を振って、
または日本の旗を手に持って、大歓迎されているのを見て、
改めて、今上天皇ご夫妻が素晴らしいお人柄と、
そして、日本の象徴であることに対して、
恥ずかしくない行動をとってこられ、
日本国民の期待を、
しっかりと受け止めてこられたことがよく分かった。
本当に30年間、日本の象徴としての重責を務めてこられたことに、
大変感謝申し上げるわけです。
そして、
素晴らしいご夫婦であったと思う。
日本国民の見本であったと思う。
ことに、美智子妃殿下の御重責は、
並々ならぬものがあったと思う。
これまで、
私は美智子妃殿下のお美しさと高貴さにのみ関心がいって、
お人柄とか、陛下を支えるという大変なお勤めには
ほとんど目が向かなかった。
実に、
私の未熟が原因であると恥ずかしい思いです。
ところが、
いつも美智子妃殿下は陛下の左腕をとって、
一歩引いて陛下とともに歩かれていた。
これはいつでも変わらない行動であった。
今になって、これは大変な重い役割であると感じる。
あるとき、
ひたすら陛下を支えることが、自分の役目であると、
美智子妃殿下は言われたことがあったそうだ。
それを聞いて、私は実にしっかりした女性であると認識させられた。
一生かけて、それを実践なされてきた智子妃殿下に、
大変気丈なお方だと。
そして、
ご自分に厳しいお方であると理解できる。
あんなにきれいでスタイルの良い女性でありながら、
誰も真似のできない役目を務めあげられた皇后として、
本当に偉い方だと感心する。
そして、尊敬申し上げる。
よく陛下とともに、日本を背負ってきていただいた。
本当にありがとうございます。
おかげで、
これからの日本が繁栄の道を歩んでいけます。
天皇陛下、万歳! 万歳! 万歳!