さて、
例題(五)の解答に移ります。
受験シーズン真っ只中だと思います。
もう少し早いと、我が子や知り合いの子供さんの勉強に取り組む方法をアドバイスできたかな?と思いますね。
でも、遅すぎることはありません。
残り数週間が決め手になることも、多いにあります。
さあ、
チャレンジしてみましょう。
再度いきましょう、本命星=二黒土星
占意=大学受験に合格するか?
上の四つの盤は見えますか?
二黒土星中宮に入った年盤から時刻盤まで、
確かめていただきたいと思います。
まず、一番掛け、坤宮に座して三碧木星掛かり(大凶)。
二番掛け、震宮に座して九紫火星掛かり(大吉)。
三番掛け、中宮に座して四緑木星掛かり(大凶)。
四番掛け、坎宮に座して一白水星掛かり(大凶)。
こういう結果となっておりますね。
で、こういう結果を得て、
なお良い運命に変えるにはどうするかという問題です。
こうなると、
もはや吉か凶かの占断ではなくなりますね。
結果が悪いのに、
これをどうやって吉に変えるのか?
できれば運命転換ではないですか。
結果が大凶なのをどうすれば大吉に変えられるのか。
これはよほどの難問なんじゃないですか?
それにあなたは挑戦しようとしているわけです。
さあ、どうやるか?
それを『密教占星術(Ⅱ)』の掛けの秘伝の項を参照にしながら、
活路を見出していこうというわけですね。
まず、秘伝の項ではどう解説してるかというと、
今年の二黒土星は中宮に入って、
盛運なんだけれども、
波乱含みという運勢になっているわけです。
波乱含みであって、
よほどしっかり努力しないと目的は成就しがたい。
そういう運勢に入っているわけですね。
で過去はどうなっているのか?というと、
木尅土と尅されているわけです。
尅しているもの(障害運)は何だろうかというと、
環境なのか人間関係なのか、
それとも学校の方の学業関係の方なのか。
それで見ると、坤宮に座して三碧木星掛かりで、
「心にしまりがないために、諸事結末が付きかねるのである。
遊び好きでお酒と女の散財あり。」
こう出ています。
そうすると、
遊びに気を取られて、勉強に集中できにくいと考えられるわけでしょう。
女とみれば、そっちに気を取られるわけですから、
こりゃ受験勉強どころじゃないわけです。
若い男性ですから、女と酒と賭博というわけではないでしょうが、
そういう例えだと思えばいいでしょう。
ですから、
いろんなゲームとか漫画とかに気を取られて、
勉強に集中出来ていないという状態が出てきてますね。
それがまず第一の障害になると思うんです。
次に、二番掛け、震宮に座して九紫火星掛かり(大吉)
これはいいですね、
ここに来て、やる気を出したのがわかるんじゃないでしょうか。
次に、三番掛け、中宮に座して四緑木星掛かり(大凶)。
これはいけませんね、
嵐の中の船のごとしで、
気持ちが大きく揺らいで少しも落ち着けないでいる。
そして、それでいて人の親切な言葉に従いにくい。
そういう精神状態がよく表れているようですね。
次に、四番掛け、坎宮に座して一白水星掛かり(大凶)。
結果的に、こうなってしまいましたね。
どうしますか?
要するに、強情で人の忠告を聞かないということですから、
先生とか先輩とかの、
自分の身を思って忠告してくれるんだけれども、
そういったところを自分で革められないでいる。
まあ、そういった点を素直に、
ハイと言って聞き入れられるならば、
この人は合格できるでしょう。
なかなかそう簡単にはいかないのが人間なんで、
そこに難しさがあるわけですが、
こうやって、
改善すべき点を明らかにしてあるわけですから、
強い覚悟で受験勉強に臨んでいく姿勢が大事ですね。
そこで、見てみるとしましょう。
まず、
ライバルの存在を意識しようではないですか。
ライバルがいることを自覚することですね。
他からの非難や恨みなどが感じられます。
霊的な浄化が必要だということです。
「内部の充実を図れ!」とあります。
やはり、受験勉強に対する環境と自分の精神的な充実。
これが必要なんじゃないですか。
もう一つ、
坎宮に一白水星が掛かるのは、
横変死の人が先祖にいる。
そういう暗示ですから、心が落ち着かないんです。
すると、
横変死の人を解脱供養してあげると良いんじゃないですか。
横変死の人を解脱させることで、
この方の精神状態が落ち着いて来る。
そういう予測がつきます。
やっぱり、
先祖の霊的な障りがあるわけですね。
結局、ここに行き着くわけです。
では、阿含宗に成仏供養をお願いすればいいわけでしょう。
そういうと、それって勧誘作戦?と思う方もいるかも。
でも、
霊的障害って、無視できないんですよ。
私たちの深層意識に大きな影響を与えているんですから。
そういうことで、
今回は、
受験の際して臨むべき心構えを紹介させてもらいました。
以上