六枚目のコイン

つぶやき、趣味,占星術,

密教占星術(例題七)

2024年02月21日 06時02分22秒 | 気学
さて、
次には例題の七番目にいきたいと思います。


お題は「恋人と結婚できるか?」
本命星=一白水星の男性。(相手は六白金星の女性)

一番掛け、巽宮に座して八白土星掛かり(大凶)
二番掛け、震宮に座して四緑木星掛かり(大吉)
三番掛け、離宮に座して七赤金星掛かり(大吉)
四番掛け、乾宮に座して三碧木星掛かり(大吉)

なにこれは?
一番掛け以外はすべて大吉じゃないですか?
じゃあ、何も問題ないんじゃないですか?

というと、
そうでもない。
一番掛けが大凶となっていて、
それがこの人の心配ごとであり、悩み事だと。

そこで、
改めて見ることにしましょう。
この問題を出すに至ったのは、
これまで相性も良くて付き合ってきた彼女と、
少し不穏な空気を感じたからなんでしょうね。

そこで、見てもらおうとして相談にやって来た。
そう想定しましょう。


開祖がおっしゃるには、
まず全体の運勢を見ることが大事だと言われていますね。

そこで、
年運を見るわけです。年運は総論なんだと。
で各番の掛けは各論だと言われます。

で、この人の本命星はどうなっているのか?
すると、
一白水星は離宮に廻座していますね。
離宮の特徴は、離れるとかパッと出るとか、
裁判とかが起きやすいわけですね。

すると、
注意しないと、別れるということも考えられるわけです。
そういうことを頭に入れて、
一番掛けを見ると、

「物事、他人のために破られる。女の怨恨ふかし」
こうなっているわけです。
時刻盤の坎宮を見ると、七赤金星が入っております。
これは問題点を見るところですから、
七赤金星に関連することで問題があるとみて良いでしょう。

次の二番掛けに移ります。
震宮に座して四緑木星掛かり(大吉)
四緑木星は、
結婚の星であり生き霊の星でもあります。

ですから、
この人が結婚を考えていることが考えられるわけですね。
それと、
日盤の一白水星は暗剣殺にかかっております。
兌宮に入った五黄が対宮に入って、
それが一白水星の自分を尅している。

これはどういう意味かというと、
口の攻撃を受けていると考えてよいかと思います。
つまり、誹謗・中傷ですね。
それが一番掛けの大凶となっているのではないかとみるわけです。
また、
この人は縁が変わりやすい人であるとも言えるわけですね。
だから、
この人は結婚に対して心配しているわけです。
結婚しても縁が変わりやすいので、
自分は結婚しても大丈夫だろうかと。

そういう意味で、
二番掛け、震宮に座して四緑木星掛かり(大吉)
「物事に迷いやすく、心に落ち着きがなく、
人の言葉に迷って決断力がない人である。」

こう出ているわけですね。
もうひとつ。
日盤の悩み・トラブルを表す坎宮には、
なんと八白土星が入っていて、
「事理に暗く、他人に騙されるか、騙そうとして損失あり。
盗難・遺失物あり」

これはどういうことかというと、
私は他の男が今の恋人を横取りしようとしているのではないか?
そう睨んだわけです。
ね、
だから、他の男が自分の悪口を言ったり陰口をたたいたりして、
自分の評判を落とそうとしている。
それが一番掛けの「ものごと、他人のために破られる。」
と出ているわけでしょう。

近未来の三番掛けはどうなっているでしょう。
三番掛け、離宮に座して七赤金星掛かり(大吉)。

「機は熟す、やり直して吉!」
「掛け合い事は強硬にやれば勝つ。」
もう言うことないじゃないですか。
さっさと結婚してしまいなさいよ。

で最後の四番掛けは、
乾宮に座して三碧木星掛かり(大吉)。
三碧木星は、新規事業の星であり、発表、盛大、ものを説明する人、
そういう象意ですから、
結婚して良いと、okですね。
だから、結婚してくださいと申し出るといいんだということです。

ここにひとつの問題があるのは、
なぜか結婚したくないような気持があるのは、
自分自身に色情の星があるんでしょう。
それがこの人にストレートに申し込ませることをためらわせているんじゃないかと思います。

だから、
因縁切りの行を進めることが大事だということですね。

今日はこの辺で終わります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする