六枚目のコイン

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漏れるもの(Ⅱ)

2020年05月03日 12時59分14秒 | 未来

悪因有りて悪果あり!

前回はそう説明させていただきました。

今回、

改めて繰り返して、そう書くわけですが、

縁なくして結果は生じない。

 

それは当然のことですね。

化学反応だって、触媒という仲立ちが必要です。

お見合いだって、

仲を取り持つ仲人さんがいてこそ、成り立つわけです。

 

だから、

この世のすべての出来事には、

「縁」というものが必要なんですよね。

 

では、悪因に対しての縁は、どういうものでしょうか?

ずばり、「煩悩」です。

煩悩は根本にして、条件なのですね。

煩悩とは、

《貪り》《瞋》《痴》《疑》《慢》《悪見》

以上、六大根本煩悩。

 

これらが縁となるのですねえ。

煩悩は根本的な原因であると同時に、

悪い結果=悪因縁の結果を生み出す「縁」となる。

 

ここのところ、とても大事です。

ですから、

形になる前に、

煩悩を出さないことが大事なんですね。

 

そんなこと、当然じゃないかと思われる方もおられるでしょうね。

半ば常識的な感覚に思えたりもするのです。

ですが、

根本の原因を追究してきた私からすると、

根本原因になる「煩悩」が、

同時に、

因から結果を生み出すところの「縁」になるとは、

変転自在というか、まさにこの世界は、相対的というよりも、

もう自在無碍そのものと思われるのです。

相対であり絶対、そんな表現がゆるされるような・・・。

 

その通りですよね、

瞋りを起こさなければ、次の形にはならない。

反応しなければ、

次の結果を生むことはない。

 

言い換えれば、

なんだかバカそのもののような人間を思い浮かべるのではないでしょうか。

常識的に考えるならば、

こいつは馬鹿だと思ってしまう。

 

ですが、

自己の悪い因縁を自覚して、

そして、

今起きている苦しみをさらに増長させないために、

どうすればいいか?と考えるならば、

目の前に起きている現象に、いちいち反応しないことが

とても大事なのではないでしょうか。

 

大事どころか、

それが答えそのものみたいな・・・。

それは同時に、

私たちが人生を歩んで行く上での、

心がまえみたいなものではないですかね。

 

いろんな価値観があって、

そんな生き方じゃ、人生つまらないとかいう人もあるでしょう。

人生のひとコマひとコマに、人生の妙味があるんだと、

そう主張する人もいるでしょう。

ひとつひとつに感動してこそ、生きた甲斐があるんではないかと、

いろいろ考える人がある。

 

でも、

一々他の人の考え方や価値観を考慮していたら、

ってもじゃない、俺の人生は一体どうなるんだ?と

なってしまう。

そうじゃない、

もっと根本的な、西洋的ではない答えがほしいんですね。

 

なんだか、

私の思考に混乱はないですか?

飛躍するということもありますからね。

 

結局、心を動かさないということが、

心の平安を維持するためには、大事だと考えるのです。

一々反応しないこと。

それが大事だと思う。

そうすると、

禅的な方向へ向かうこともありますね。

 

鉄論として、

ナイーブに、いちいち反応するな!ということです。

繊細な感受性を、時には否定する立場に立つことも大事!だと。

そう思うのです。

 

一々反応するな!

これって大事だなと思います。

神経の太い人間になれ!

みたいな格言を思い出しますね。

 

これって、大事ですよね。


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