六枚目のコイン

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因縁の洗い出しに際して

2020年12月01日 17時04分52秒 | 未来
因縁の洗い出しが起きると、
その後、どうなるんだろうか?と、
不安になる方も少なくないかも知れないですね。
多くの人は、
それが因縁の洗い出しだとは考えないで、
また、洗い出し自体が理解できなくて、
辞めていく人が、けっこういるのですが、
とても残念なことです。

例えば、
身体上の因縁が出た場合、
こんなに修行しているのに、どうして因縁が出るのだろうか?
そう思われる方がいることでしょう。
特に、外から見る人には、本人以上に、
そう思うことが有るかもしれません。

しかしながら、
聖なる清浄の悟りのバイブレーションを受けると、
因縁を汚れた水に喩えるならば、
浄まった分だけ、汚れが薄まるか、
汚れが外に排出されるのではないでしょうか。

開祖は以前、因縁解脱の行を、
洗濯機で洗濯物を入れて、汚れを洗い流すのに喩えられました。
洗濯機に汚れ物を入れて、ドラムに洗剤を入れて洗います。
ドラムに水が流れ込んで、回転を始めると、
洗濯物の汚れが、水に溶けて、水が汚れてきます。
その汚れた水を排出すればいいのです。
そして、
もう一度、洗濯物の汚れが水に洗い出されるように、
洗剤と水を入れてドラムを回転させる。

それを何度も繰り返すことで、
しまいには、洗濯物から汚れが出てこなくなる。

悪因縁はそうやって水に溶けて、
洗い流されていくのです。
ドラムの回転は、修行者の精進です。

ご本尊の解脱力と成仏力が、
修行者の聖なる行に感応して、
本尊の力が修行者に加わって、
そして、
汚れた業と煩悩を外に洗い流す。

それが出るとき、
あたかも本人の悪因縁が出たような症状になる。
大事なのは、
出た悪因縁にとらわれるのではなく、
出たものは出たで良いのです。

因と縁が結びついて、悪しき結果が出てきたことは、
それだけきれいになったと考えて、
後は、今後さらに悪因縁が実を結ばないように、
私たちは、悪因が悪縁を得ることのないように、
悪縁を断ち切ることですね。

縁は条件だと言い換えると、よく理解しやすいですね。
例えば、
脳疾患でも、循環系統障害の疾患でも、
習慣病だと言われますよね。
良くない習慣が、因を誘発して、
悪因が悪縁を引き寄せて、悪しき病気になるのですから、
悪しき習慣を断つことが大事です。

悪しき習慣は、
だいたいがその人の煩悩によって生じるのですから、
その煩悩あるいは習気(じっけ)を出さないように制御する。
それが大事でしょう。
それが教えに当たるもです。
因は法で切り、縁は教えで切る!というのが、
これに当たります。

それは「心のリハビリテーション」と呼んでいいと思います。
心のケアが大事なのですね。
法は悪因を切ってくれるので、
私たちはすっかり気を緩めてしまいます。
すべてを任せてしまってしまいます。

ですが、
因縁解脱の修行には、
自力と他力があるのを忘れてはいけません。
常に最善の努力を尽くして、
あとは御本尊様にお任せする。

そういう気持ちが大事なのでしょうね。
インスタントレッスンはこれで終わります。
本日も、精進いたしましょう。
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