そうすると、
次に「直感」ですね。
推理力と直感、ぱっとこう盤を見ただけで
直感的に、あこれは良くないな!とか、
これはいいなとか、直感、インスピテーションが出てくる。
その次に、
「情報力」というものが大切になります。
というのは、世の中の出来事をいろいろ知ってて、
常識がたくさんあるということ。
だから、数字で当てはめていく場合、
いろんなことを知ってなきゃならない。
情報力というものは知識の事です。
今、景気どうなるか、経済動向というもの。
情報なんて洒落た言葉を使うけど、
要するに、知識ですいろんな知識。
だから、社会の事もしってなきゃならない。
今、景気どうなるか。
経済動向というものを知っていなければ、
判断ができないわけです。
これ判断するときは、あなたがもうプロになったつもりで、
判断しなきゃいけない。
だから、誰か人が来て、ちょっとひとつ占ってくださいと、
言われたつもりで、答えなきゃならない。
そうすると、
回転のこの手形落ちるでしょうかと聞かれたときに、
一瞬のうちに、推理力とパーッと相手の話を聞いて、
ざっとこう推理して、直感。
それから、情報、どういう商売をやっているか、
不景気と言ったって、不景気でもうどうにもならない業種と、
不景気だけれども、伸びていく業種ともあるわけです。
で順運業種なのかどうか。
で最後に、この場を総合して、
「判断力」というものが出てこなければいかん。
さらに、ぴしゃっと判断しなければいかん。
自信のないお経というのはダラダラ言って、どうなんでしょうかと。
この手形受け取っていいでしょうか?
まあそれはねと上ずって誤魔化して。
一億の手形をね、大丈夫と判断して、謝礼はというと三千円ぐらい。
本当はこれは責任取らなければいけない。
受け取って良いよと言って、
これはすぐ防止のために会社倒産んだとなったら、
いったいどうしてくれますか。
三千円もらっといて、どうしてくれますかと言ったって、
そのくらいの責任というものは取らなければいけない。
最後にピタッと判断する。
病気だったら、治る治らない、これはダメですと言っちゃいけない。
だから、
相手と話していくうちに、頭がもの凄く回転して、
結局、どういうようにこの人に伝えていったらいいかということを、
考えていかなければいけない。
だから頭の訓練になるんだ。
クイズなんかやっていても、これやったら頭冴えてきます。
頭がさえてこなきゃこれできない。
そして、自分の判断に困るようなことが起きた時、
これ訓練すると良いんだね。
人間どうしたらいいか判断に迷うときというのはね、
客観的になれないわけ。
欲があるからね、だから、どうしたらいいか。
これを見切って、これはもう帰って来ないんだから、
あきらめてしまった方がいいんだと。
これであきらめきれないんで、
どうしたら良いのかどうしたらいいのか、
占断がぴたっと出てるから、
これはどうしても見込みがないから、
どう追いかけたって駄目なんだから、
これは諦めましょう、それですっとあきらめる。
それはなぜかというと、
数字は実に冷酷なものだから、
数字ははっきりと占盤に出てくるから、
ピタッと答えが出る。
自分の欲とかえこひいきとか、
そんなものは入る余地がないんです。
だから、
自分のことは冷静に判断せざるを得ない。
自分がどうしたらいいかわからない時に、
占盤を組んでいく。
占盤を組んでいくという作業自体が、
自分を冷静にさせるわけですね。
そうすると、
自分のことが人の事のように冷静に見ることができるわけ。
これは岡目八目と言って、人の碁を打つのを見てると、
傍から見ると八目見える。
数字を並べているうちに、
第三者として見る余裕が出てくるわけですね。
今日はこれまでにします。
(つづく)
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