さあ、いよいよ二黒土星の方の四段掛けに移りましょう。
まず、一番掛け、二黒土星が震宮に座して六白金星掛かり、土生金の大吉。
二番掛け、 〃 が離宮に座して一白水星掛かり、土剋水の大凶。
三番掛け、 〃 が坎宮に座して三碧木星掛かり、木剋土の大凶。
四番掛け、 〃 が艮宮に座して七赤金星掛かり、土生金の大吉。
ざっとこうなりますね。
で、年運としては、坎宮に座しておりますから、
困難と困窮の年廻りということで、
いろいろと悩み事が起きても、なんらおかしくはないと言えるでしょう。
一番掛けは、震宮に六白金星が掛かると、
「諸事、急速に事を運ぼうとして、無理をし、困難する。」
「諸事しばしば動きて零落する。」
「諸事、無理をせず、自然の成り行きに任せてよい結果を得る」
こんな感じの暗示がでましたね。
震宮は「新規企画、心願望みごとの場、名誉上がることとす、人の世話にて損失在り)
そういう場だとされております。
では、目的はどういうことなのでしょうか?
三碧木星は電話だと見ても良いのです。
その三碧木星には対中に五黄土星が入って、暗剣殺となっております。
ですから、
電話をして、目的の相手に繋がらないという状況ではないでしょうか。
それが至急に急ぎの電話となっているのに、相手に繋がらないので、
急いで事を運ぼうとして、困難するという状況なのでしょう。
他にも、時刻盤を見ると、乾宮に五黄土星、兌宮には六白金星、艮宮には七赤金星、
離宮に八白土星、坎宮に九紫火星、坤宮に一白水星、巽宮に三碧木星が掛かってきている。
それらを一つ一つ分析することなのです。
それが、
この問題の中身を知るポイントなのです。
次に、日盤を見てみます。
七赤金星中宮の日のポイントは、どこにあるのか?
それも、
時刻盤と同様、各宮に入っている星の分析が重要なのです。
七赤金星は、金銭、食べる、笑う、口論、おしゃべり、色情、社交、華やか、散財、
手術、剣難、などを意味します。
さて、本日の目的は何でしょうか?
この日は、「再出発の運気」が働いているようです。
易の卦では、《水火既済》。“万事すでに成る”
ですから、もうこれまでに出来上がっていることを示しているのです。
そこで、新たな出発となるのでしょう。
そこで、新規の事業などに関しての問題だと見る。
ですから、前回において伝えたかったことなど、
また、
うまくいかなかった依頼事や交渉事についてではないか?
それが、離宮に一白水星の暗示となっている。
この方には、近親に行方不明の人がいるようです。
そのご先祖が霊的に障っていて、この方の病気の元になっている。
そういう暗示があります。
この方には、強い肉体障害の運命の星があって、
脳の障害と合わさって脳梗塞とか脳卒中の警告が出ているのです。
そのことを無意識の心が本人に知らせているのが感じられるのです。
それが日盤に出ているように思われますね。
三番掛けにも、それが表れているように思われます。
そして結論を表す四番掛け。
月盤には、時期を見て再度交渉するように出ていますので、
今回の依頼事などは上手くいかない可能性があります。
ですから、再度チャレンジすることが大事だということになります。
結論を表す四番掛けに、「近親に剣難の者、あるいは行方不明の者あり!」
と出ていますから、これはもう間違いないでしょう。
この方の問題を解決するには、
ご先祖の中に成仏されていない方がおられるわけです。
その方をまず探し出して、成仏させることが、
この方の未来の運命を好転させる一番のポイントとなるでしょう。
★これが答えとなります。
実にてきめんの開運法ではないですか。
もう一つの見方として、
この人は事故に遭ったのだと推理できます。
そして、足首を怪我したのです。なかなか良くならないので、医者を替えると良いのではないか?というアドバイスが出ています。
最後に、剣難が出ていますから間違いないでしょう。
どちらにしても、
この人は『肉体障害の因縁』が強そうですから、
その因縁を切らないといけないことが暗示されているのですね。
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