舞姫

ひぐらし日記

一年前の記事 リパーパス(re-purpose)、医薬品開発の手法

2021-07-30 | 日記
 リパーパス(re-purpose)と呼ばれる医薬品開発の手法
2020-07-30 | 日記
 過去に開発に失敗した薬でコロナ治療薬を再開発する
 小野薬品工業の「アピリモド」はPIKfyveキナーゼ阻害薬と呼ばれるタイプの薬で、ウイルスの侵入に関係するタンパク質としてPIKfyveは前から研究レベルでは注目を集めていた。アピリモドは、胃腸の難病であるクローン病などの治療に開発されていたが失敗した薬だ。
肺に近い細胞での効果を厳密に調べている。この結果、アピリモドはiPS細胞を使って作られた肺細胞でウイルスの増殖を止める効果が確認されている。実際の肺細胞で特に効果があると確認された。

 エーザイの「エリトラン」血液中に細菌が増加するなどして臓器が侵される敗血病の治療薬で開発



「SiC(炭化シリコン)」と「GaN(窒化ガリウム)」のパワー半導体

2021-07-30 | 日記
パワー半導体の主な材料はメモリーなどのデジタル半導体と同じシリコン(ケイ素)です。しかし最近では電気自動車(EV)や再生エネルギーの普及に伴い、省エネ性能の高い「SiC(炭化シリコン)」と「GaN(窒化ガリウム)」など次世代を担う化合物パワー半導体への注目度が高まっている。
 省エネ性能が高く、高電圧・高温下にも強いSiC(炭化シリコン)
SiCはシリコン (Si) と炭素 (C) からなる化合物半導体材料だ。シリコンよりも素材の電圧による壊れにくさを示す「絶縁破壊電界強度」がシリコンと比べて約10倍高いことから600~数千V(ボルト)の高電圧にも耐えられる。また耐熱性も高く、高温環境でも電力変換効率が落ちにくい特性を持っている。EVでは走行中にモーターが発する熱によって高温となるため冷却ファンが必要となるが、SiC製パワー半導体を採用すればファンなども小型化できるため、スペースの限られるEVに適した材料と言える。

 またSiCは電力変換効率が高く、電力損失はシリコンの70~90%以下と省エネ性能が高い特性を持っている。電力は変換時に一定の割合で必ず熱となってしまうため、放熱や電力ロスをいかに減らすかが課題となっている。SiC製パワー半導体はその特性を活かしてEV向けインバーターや太陽光発電システムなどに組み込まれるパワーコンディショナー(電力変換装置)での需要増が期待されている。
 昭和電工、ローム、富士電機などがSiCに注力