今年7月、厚労省が新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例承認したのが「抗体カクテル療法」だ。50歳以上や糖尿病、慢性腎臓病、慢性肺疾患の持病があるなどの重症化リスクが高い軽症・中等症患者を対象にして、東京や大阪などで導入されている。発症7日以内でないと効果が少ないともいわれるが、重症患者の増加に歯止めはかかるのか?
抗体のカクテル療法とは『カシリビマブ』と『イムデビマブ』の2種類の中和抗体を組み合わせた点滴を投与するというもので 酸素吸入が必要な状態であったり、ECMO(体外式膜型人工肺)などを使用しなければならないぐらいの重症になるとあまり意味がないと言われている。