大分大学は8月25日、新型コロナウイルスの新しいワクチン開発に向けた臨床試験を実施すると発表した。創薬ベンチャー「VLPセラピューティクス・ジャパン」(東京都千代田区)が大分大など国内6機関と共同で研究開発し、富士フイルムが製造を受託している。
VLP新ワクチンはファイザー製やモデルナ製と同じmRNAワクチンだが、自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いており、少量でも体内で十分な抗体が作られる。
米VLPセラピューティクスは2013年に、赤畑渉氏らが設立した企業で、新
型コロナワクチンのほか、がんに対する治療ワクチンや、マラリア、デングなどに対する予防ワクチンの研究開発を進めている。
創業者の赤畑氏は1997年に東京大学教養学部を卒業後、京都大学ウイルス研究所の速水正憲教授のもとでHIV(ヒト免疫不全ウイルス)ワクチンの研究開発に携わり、その後ウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱ワクチンを開発。現在は米VLPセラピューティクスのCEO(経営最高責任者)で、VLPTジャパンの代表職務執行者を務める。
企業名 ワクチンの種類 目標 生産体制整備の補助金額
塩野義製薬 組み換えたんぱく P3相を2021年内に開始 223億円
第一三共 mRNA 第3相臨床試験を2021年内に開始 60.3億円
アンジェス DNA 93.8億円
MKバイオロジクス 不活化P3相を2021年内に開始 60.9億円
VLPTジャパン mRNA P2/3相を2021年度内に開始 143.4億円
By厚労省の資料
創業者の赤畑氏は1997年に東京大学教養学部を卒業後、京都大学ウイルス研究所の速水正憲教授のもとでHIV(ヒト免疫不全ウイルス)ワクチンの研究開発に携わり、その後ウイルス様粒子(VLP)を使ったチクングンヤ熱ワクチンを開発。現在は米VLPセラピューティクスのCEO(経営最高責任者)で、VLPTジャパンの代表職務執行者を務める。
企業名 ワクチンの種類 目標 生産体制整備の補助金額
塩野義製薬 組み換えたんぱく P3相を2021年内に開始 223億円
第一三共 mRNA 第3相臨床試験を2021年内に開始 60.3億円
アンジェス DNA 93.8億円
MKバイオロジクス 不活化P3相を2021年内に開始 60.9億円
VLPTジャパン mRNA P2/3相を2021年度内に開始 143.4億円
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