舞姫

ひぐらし日記

以前のSiC(炭化シリコン)のに続き、 次世代半導体素材「GaN(窒化ガリウム)」

2021-08-11 | 日記
 次世代半導体素材「SiC(炭化シリコン)」と「GaN(窒化ガリウム)」のパワー半導体で今回は「窒化ガリウム」に注目
 GaNの最大の特徴は「結晶が硬い点」(天野センター長)だ。青色LEDはGaNの高品質な結晶化によって実現した。この高精度の結晶化が極めて重要であり、今までは安定的に作り出すことは困難だったが、高精度なGaN結晶を生み出すことが可能になり、 車載トラクションインバーターを用いた電気自動車(EV)「オールGaNビークル」を公開。従来のパワー半導体と比べ、電力喪失を65%削減した。無駄な電力喪失を防げるため、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)への貢献多大に。
 社会実装の実現にはタフで単純構造の方が受け入れられやすい。結晶の硬いGaNを基板にガン・オン・ガンとすることで、高電圧でも壊れにくく、大電流を流すことが可能になる。それは、1素子であっても大電流を必要とするデバイスを駆動させるだけの力を持つことを意味する。
 ただ、現状で第5世代通信(5G)基地局やEVなどで実用化されるGaNはSi基板やSiC基板を利用したものしかない。それを「GaN」のパワー半導体、実装へ。SDGsをかなえる可能性を持つ新素材だ❕

 パワーデバイス用基板はシリコン基板(Si)でも50%以上あるが、窒化ガリウム基板なら85%程度が見込めると。

モリモト医薬が実用化を目指す  粉末コロナワクチン、1工程で25回分可能

2021-08-10 | 日記
 以前にもとりあげた、モリモト医薬が実用化を目指す 粉末コロナワクチン、1工程で25回分可能。 (独)ビオンテックと協業もしている。
 日本の医薬品ベンチャーが、海外企業が開発中のものより一度で大量に粉末状の新型コロナウイルスワクチンを製造できる技術を開発し、実験に成功したことが3日、分かった。

 液状ワクチンをスプレーして瞬時に凍結させてパウダー状にし、その後、連続して乾燥させ粉末化する技術を開発。このほど、ワクチン生産に利用する添加剤を使い、実際に1工程あたり接種25回分の粉末にすることに成功した。
 粉末化でワクチンは常温での保管が可能になるほか、小型化・軽量化できるメリットもあり、来年の実用化を目指す。来年には年間で接種1億回分の量産体制を整える。

 粉末ワクチンは生理食塩水などを使って液状に戻し接種する。常温でも保管できるため、冷凍して保管される液状ワクチンと違い、冷凍保存設備やコールドチェーン(低温物流)が基本的に不要となる。ワクチンが小型で軽量になるため、接種会場での置き場の省スペース化なども期待できる。




国産ワクチン難航 アンジェスが追加治験「高い効果を」

2021-08-09 | 日記
 創薬ベンチャーのアンジェスは開発中のワクチンについて、追加の臨床試験(治験)を始めると発表した。当初は今年中に最終段階となる大規模な治験の開始を目指していたが、方針転換する。

 追加治験は400人の参加を目標に国内で実施する。これまでの治験と比べて最大4倍の量を投与し、安全性や有効性を調べる。8月に始めて年内には終える。結果がまとまるのは来春以降になりそうだ。それに伴い、数千人規模の最終治験も遅れる見込みだ。

 治験を追加する理由について同社は、国内で承認された米ファイザー製、米モデルナ製の予防効果が90%超を示していることを挙げ、より高い効果が必要だとしている。



第一三共 ワクチン実用化「22年後半」 保管、副反応の改善目指す

2021-08-06 | 日記
 mRNAワクチンは海外製が実用化されているが、国内の製薬会社では初めての開発となる。第一三共は今年3月から国内で初期段階の臨床試験(治験)を開始。年内に数千人規模の最終段階の治験を始める予定だ。
 最終段階では実用化済みの海外製ワクチンと中和抗体の量を比べる試験を検討しているが、海外製は国が買い上げており、籔田氏は「国のサポートがないと確保できない」と指摘。
 また、有効なワクチンがある中で国内で数千人の被験者を集めるのは容易ではないとして、海外も含めて実施を検討しているとした。
 国内で、来年以降は免疫を高める追加接種の位置付けとなる可能性がある。このため、籔田氏は接種済みの人を対象に追加接種の効果を確かめる治験も「組む必要がある」と説明。
 米企業が開発したmRNAワクチンが、接種後の発熱などの頻度が高く、冷凍など保管条件も厳しいことを踏まえ、「より良いものをというのを主眼に置いて開発している」と強調した。

 政府が見直し議論に着手する緊急時の薬事承認制度のあり方については、従来型の進め方では「スピードが稼げない」と指摘。「安全性確保が大前提だが、まず『条件付き』のような形で認可してもらい、(市販後に有効性などを追加で)見てもらうことはあってしかるべきではないか」と語った。



アンジェス 新型コロナウイルスDNAワクチン、 高用量製剤での臨床試験実施を発表

2021-08-05 | 日記
 アンジェスは7月26日、新型コロナウイルスDNAワクチンについて、現在の臨床試験に加えて、高用量製剤での接種量を増やした臨床試験を行うと発表した。この臨床試験は、有効性としての免疫原性をより高めるための取り組み。

 今回、プラセボを使用しない実薬のみの非盲検で実施。接種方法として筋肉内接種と皮内接種を行う。この高用量製剤での臨床試験については、PMDAなどの規制当局と協議の上、過日治験届が受理され、臨床試験を実施する施設でのIRB(治験審査委員会)で承認された。各臨床試験実施施設での準備が整い次第、安全性を確認しながら接種を進めるとしている。目標症例数は400例。関西、関東エリアの6施設で実施する。

 なお、第1/2相および第2/3相臨床試験の結果については、現在WHOが推奨する国際基準に沿って分析を行って、2021年秋頃の発表を予定しているという。