MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

ひつじ田(写真俳句)

2008年11月13日 | 写真俳句
稲が刈り終わった後の稲株に、新しい芽が出てきてやがて実を結ぶことがある。この芽のことを「ひつじ(穭)」といい、そのような田んぼを「ひつじ田(穭田)」という。飼料が今ほど発達していなかった頃、この実を手で収穫して鶏の餌として利用することがあった。大根の葉や貝殻を砕いたものと混ぜ合わして餌とするのである。

私は農家で育ったにも拘らず農作業というものを全く知らない。「手伝え」と言ってきても「勉強中!」といって一切タッチしなかったのだ。私が三男坊というともあって親も農作業を強いなかったのではと良い方に理解しているが・・・・。
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あかのまま(写真俳句)

2008年11月12日 | 写真俳句
犬蓼の花は、児女がままごとで赤飯になぞらえることから「あかのまんま」と呼ばれるようなった。花蓼、赤のまま、赤まんまともいう。秋が深まるに連れて葉も幹も紅葉して来る。

写真の右下にはすでに花を終えた露草や、ゲンノショウコの花が写っている。意外と秋の草叢は美しい。これらの雑草を一緒にした「秋草」という季語もある。

殆どの人が興味の範囲外にあるであろう雑草という草叢の中、じっくりと覗くとそこには、冬ざれを前にした有終の美というものが見えてきた。
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「がまずみの実」(写真俳句)

2008年11月11日 | 写真俳句
谷津のある公園には湧水池がある。池の近くにはガマズミの実が真っ赤に熟していた。がまずみの実は晩秋に入り透明感が増すと甘くなり生食してもおいしい。また果実酒にするとぶどう酒色の美しい酒が出来るという。美味しいという。
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「みいさんぽ」 (29-ピンク色の楓)

2008年11月11日 | あらかると
いつもの公園とは別の公園に行った。そして背景がピンク色になる撮影スポットに出会った。前景は紅葉した楓とまだ緑色の楓である。
背景と前景どちらにピントを与えるか、縦の構図にするか横の構図にするかなどのの選択はなかなか難しい。更にハイキーかローキーか、補助光の有無なども考えなければならない。
そこまで考えると当然に撮影枚数も多くなるのだが、曇り空で光量が少ない点を考慮したため、最良の出来は期待できないと考えつつも縦横それぞれ3枚ずつ計6枚も撮った。

前景と背景にピントを合わせたものを撮ったが、背景にピントを合わせたものは枝がややうるさいように感じた。プログラムモードで撮ったため、色合いが少しずつ異なったりしているのも面白い。







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「みいさんぽ」 (27)

2008年11月09日 | あらかると
一日中どんよりとした雲に覆われ、小雨なども降る寒い一日だった。風邪の回復も十分でなかったので、11月7日の散歩から掲載。

場所は近くの21世紀の森公園。最初の写真はカメラを芝生の上に置き、2枚目の写真はベンチの上にカメラを置いて、ファインダーを覗かずに撮ったものである。

過去にも地上一センチのアングルを意識して撮ったことはあるが、その時は、デジカメが短焦点で広角気味だったため、マクロ設定にすると直前から遠くまでの景色に焦点が合う面白さがあった。

地上1センチから撮った写真も今回の写真も私の目には「見えていない」ものを撮っているわけで、ファインダーを覗いて撮った写真とは違う新鮮なものを感じた。

3枚目の紅葉は、句を入れる予定でいたが間に合わなかったので写真だけとなった。




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