八重咲きの普賢像、一葉、関山、山桜系の霞桜などが、
近隣で満開になりつつある。
ということで、
朝から、団地内公園→公園墓地→国分川→国分川近隣などを回り、
大町公園を一周してきた。
秋冬や夏は2時間程度のコースであるが、
春は花や昆虫など撮るものが多く、6時間掛けて回って来た。
大町公園ではこの春初めて「塩屋蜻蛉(シオヤトンボ)」に出会った。
何度も出会うので、塩屋蜻蛉の話から。
下の写真は塩屋蜻蛉の雌で、雄には出会わなかった。

シオカラトンボに良く似ているが、翅の付け根が褐色で、
翅の先端には黄色の模様があり、シオカラトンボよりも1cm程小さい。

成虫で飛んでいるのは4~7月までで、活動期間が短い。
大町公園でも8月には見られ無くなります。
日本にしか居ないトンボで、学名は「 Orthetrum japonicum japonicum 」

今日は「褄黄蝶(ツマキチョウ)」が多く飛んでおり、
飛んでいた白蝶の半数はツマキチョウで、園内のあちこちで見られた。

公園の外では菜の花で吸蜜していた「燕小灰蝶(ツバメシジミ)」に出会っている。
これからの季節は、花も多く昆虫達の繁殖期でもあることから、
いろいろな種に出会うことだろう。

長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)もあちこちで開花していた。
私が子供の頃は日本には無かった種で、
1961年世田谷区で発見され、
その後沖縄と青森を除く全国(2007年調査)で野生化しているが、
環境に応じて咲くので、
下の写真のようにオオイヌノフグリよりも小さく咲いていることがある。

巻頭の長実雛罌粟の花は背丈が30cm程だったが、
花の中心に肉眼では確認できないほどの虫のようなものがついており、
1cmマクロ(CANON A650)で撮り確認すると、
花の苞葉(蕾を包んでいる葉)のようなものだった。
あちこちを回って約300コマを撮影。
昼飯は野弁でスーパーで買った「冷やし温玉うどんセット(下の写真)」。
饂飩は伸びて居て美味しくは無かったが、
寿司サンドの卵焼&サーモン、ネギトロ(各2個入り)が美味しかった。
