MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

雨上がりの「やまざくら」と日照不足

2015年04月11日 | 写真

まるで梅雨時のように2日に渡って降り続けた雨が、
今日の午後に止んだ。

普通なら土日は混み合うので行かないスーパーだが、
必需品が切れていたので雨が上がるのを待って、
コンパクトデジカメを持ってでかけた。

スーパーに向かう前に住んでいる棟に隣接した、
団地内の公園の山桜と先日咲き始めた八重桜の「関山」の様子を見に行った。
このところの冷え込みのためか、関山は殆ど開花が進んでおらず、
雨に濡れた山桜を中心に撮ってみた。


題して「雨上がりの山桜」









当地の明日の天気予報では正午に晴れると予報されているものの、
13、14、15日と雨や曇りマークで、16日まで晴れマークがない。

ちなみに、東京都心の気象庁データによれば、
昨年の4月1日から10日までの10日間で9日が晴れ、合計日照時間は75.3時間だったが、
今年は僅かに3日間しか晴れず、日照時間の合計は27.7時間と言う異常さである。

昨日、鹿嶋市の海岸に156頭のイルカが打ち上げられて100頭近くが衰弱死したが、
国立科学博物館は、「冷水域に遭遇したためにパニックに陥った可能性がある」
との見方を示しているようで、もしそうであるならば、
今年の気象の異常さが間接的に影響したと考えられなくも無い。
コメント

「江戸川の菜花」と「亀有香取神社の両さん」と「亀有アリオ」

2015年04月10日 | あらかると

久し振りに千代田線に乗り都内の亀有に行く事になったので、
4月2日に江戸川のポタリングで見た常磐線鉄橋近くの菜花を、
電車の中から撮った。

電車のドア付近に立って、コンパクトデジカメで目測で撮っているので、
電車の走りによるブレがあるが、何とか雰囲気だけは撮る事が出来た。
が・・・・
最近の電車の通勤風景と言えば、携帯やスマートフォンで、
ゲームや情報収集に集中している人が殆どで、
春の長閑な景色を楽しむような雰囲気はそこの空間にはなかった。


下の写真は2日に撮ったほぼ満開の菜花の土手と通勤電車。


JR亀有駅に下りるのは初めてだった。
数十年前、兄が日立製作所亀有工場に勤務していたので、
「亀有」の名前は、中学時代から知っていたが、
その日立製作所も昭和49年に操業を終え今はない。

亀有に来た主目的は亀有アリオMOVIXで上映中の、
「ジヌよさらば ~かむろば村へ~」を鑑賞するためで、
その原作漫画の物語を知る友人に誘われたのである。

いつものことなのだが、初めての土地は「おのぼりさん」状態となって、
慣れた街を歩く数十倍の目の動きをして情報を収集し、
それを分析しながら逍遥を楽しむのである。

イトーヨーカドー亀有アリオ施設のビルが見えて来ると共に、
余り見ることのない露天エスカレータの動いている歩道橋を発見した。


しかし、われわれの進行方向とは道路を挟んで反対側だった。
が・・・こちら側にはエレベーターが設置されていて、
誘客を考えた施設作りの見事さには感心してしまった。

アリオ内の作りは「イオンレイクタウン」や「ららぽーと船橋」と同じようで、
写真だけを並べられたら、区別がつかないほどであった。


エレベーターで昇ってアリオに向かう歩道橋の左側には、
巻頭の写真の、亀有の鎮守「亀有 香取神社」が見えていたが、
歩道橋の上から、丸見えと言う神社も余り見たことがない。

映画のチケットを手に入れ、上映までに30分近くあったので、
缶コーヒーを手に入れ、「亀有 香取神社」境内でコーヒータイム。

境内に入ると直ぐに目に付いたのが「両さん像」。
「両さん」と言えば、
秋本治の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公で、
スマップの香取慎吾が主演して映画にもなるなど余りにも有名で、
亀有駅西口を出るとすぐ目の前に銅像がある。

香取神社境内の両さん像は、下の写真右側の説明版に寄れば、
「少年よあの星を目指せ!両さん像」と名付けられ、
これからの未来を創る子供達に、どんな時も両さんのように明るく元気に、
夢を持って歩んで欲しいとの願いが込められていた。


さらに、神社の由緒の書かれた看板には、
「亀有」の元の地名が「下総国葛西御厨亀無村」だったことが記されている。
しかし、
この地名では「無し」に通じて縁起が悪いとされ、
江戸時代初期の1644年頃に現在の「亀有」に改められたのだという。
コメント

春の夜更けの赤い月

2015年04月09日 | あらかると

23時少し前、夜食を作りながらベランダ越しに東の空を見ると、
いつもよりは赤い月が昇っていました。


写真の撮影時間は22時49分から22時56分にかけてのもの。
後半は、月に群雲が掛り始めていました。


当地では珍しい現象なので取り急ぎの掲載です。
コメント

若葉の萌えいずる候

2015年04月09日 | あらかると

3日振りの朝日にベランダに立つと、
先日芽生えたばかりの欅の葉が緑を増していた。
まだまだ若葉で「風光る5月の青葉」程の煌きはないが、
冬の間は裸木同然だったことを思えば、心休まる色彩の登場なのである。


桜の花が散れば葉桜となり、山桜は花と共に茶色の葉が開出し、
大島桜は花と共に薄みどりの葉が開出する。
それらの樹木が常緑樹の樹木と混合した里山はいまが一番色彩にあふれている。


先日の大町公園では春紅葉の葉も成長していた(巻頭の写真)。

夕日を受けた燃える様な秋の楓の紅葉もいいが、
柔らかな緑の葉の先端に赤みの差している春の楓の葉も素晴らしい。


梅雨時に咲きそろう紫陽花の葉も急速に茂りを増し、
楓の疎林の下草も密集してきていた。


今年は「寒い菜種梅雨」となっていて、
ピーカンのような青空はなかなか出現しないが、
自然界の動植物達は、盛春への準備を忘れることがない。
コメント

菊桃、花桃、桃花、梨花など

2015年04月08日 | あらかると

当地のソメイヨシノは葉桜になりつつあるが、
大町周辺の梨畑では梨の花が満開を迎えている。

梨農家の話に寄ると、
梨の花は品種ごとに蘂の色が異なるようである。
下の写真の梨の花は品種名は不明だが、
咲き始めの蘂はピンク色であり、
日を追うに連れて紫、濃紫色、黒色へと変化している。


ある梨畑では桃の花が満開だった。
樹はまだ若いようだが「桃栗3年」の諺があるように、
昨年は多くの実がなっていた。


桃の木は田舎の家にもあって毎年のように実ったが、
虫の害を防ぐために紙袋を被せるので、
子供にとってはいつ頃に食べごろになるのかが判らず、
親の手を経てから食卓に上っていたのである。


昔は桃と言えば果実のなるものばかりだったような気がするが、
最近では果実よりも、
庭木として花を楽しむための「花桃」も多くなっている。


近隣で見かける花桃は八重咲きが多いことから、
八重咲きが基本なのかと調べてみると、一重もあるらしい。


花桃は中国が原産地で、江戸時代に多くの品種が生まれているようだが、
桜も朝顔も江戸時代に多くの品種が生まれているのである。
洒落文学の発生も江戸時代・・・・
世界の画家に影響を与えた浮世絵も江戸時代・・・・
江戸時代の文化は凄いのである。


巻頭の写真は「菊桃」で民家の庭先で発見。
この花も江戸時代に生まれている。
コメント