昨日はちょっと感じるところがありました。
ステージを一段上がったというか…
娘と一緒に見舞ったのですが、
病室に入り荷物を置く間もなく、オットは私を睨みつけます。
出ない声を振り絞って、何かい言っています。
耳を澄ませても、内容はほとんど意味不明ながら、怒りの頂点らしいのです。
どうも、病院の扱いに対して不満がある言葉が聞き取れました。
「看護婦さ~んと40分も呼んだのに無視された!」
ちょうど看護師さんが、部屋にいられたので、そばに来てもらって
「はい、お父さん看護師さんが来られたから言いたい事を言ったら?」と
促したら、少し勢いが衰え、
看護師さんも
「この部屋には4人の患者さんが居られるので、
40分誰も来ないということは、有り得ません」と言われた。
そこで私もオットの怒りが妄想もまじったものだと気付きました。
そして、最近のオットの症状として《怒りを出す》ことが多いと言うこと…
私は、ときどき見舞いを休みたいと言って、
実際行かなかった6/27と6/30が、引き金となっているように思う。
その時は、寂しいとか一日が長いとか言いましたが、
看護師さんから「奥さんがいられると人が変わったみたいに穏やか」
と聞いて、「ん?」と思い、それが今日の怒りの態度と結びつきました。
一生懸命怒っているオットに対して、妄想だとは思いつつも
こちらも顔を見るなりのアッパーカットは治まらない…
「お母さん、イヤミを言うからまたお父さんが…」と止められる。
ほんと、大人げないワタシ。
少し落ち着いたところで、話をする。
いつも「言い聞かせ」らしい話をすると、うるさいとか言うなとか
腰を折られるけど、黙って聞いた。
帰り際、娘に「子供をしっかり見て育てろよ」と言ったらしい。
遺言?
帰ってから、そう言えば死が近いとどういうことを考えるか?
最近そっち方面を検索していなかったと反省して、早速…これよねぇ。
1. 否認⇒
2.怒り⇒
3.取引⇒
4.抑うつ⇒
5.受容
しばらくは、家に帰りたいとうるさく言っていたのは否認だった…
現在の怒りは、2.の怒りなのですよね。
よく分かりました。知っておくべきでした。今は理解できます。
《穏やかに…穏やかに…》
これは自分への言い聞かせです。
私はきつくても毎日来ているじゃないの?
きつくて冷や汗がでるまで、頑張って看ているのに…
これは私の思い上がりでした。
「お前は冷たい」と言われて、腹が立ちましたが
そう思わせる何かがあったのです。
まだまだ続くぬかるみですが
先を見渡せば、どうやら薄ぼんやりと見えています。
気持ち入れ替えて、受け入れましょう。
私にも否認や怒りがあるようです。