荘子 和して唱えず

物と春を為す

接した全ての人を春のような気分にさせる




荘子のお話に出てくる人物

顔は醜いのに

何故だか心惹かれる

不思議な魅力

たくさんの女たちが心惹かれる

財産を持たず

金もない

権力もない

自分の考えを主張もしない

相手に同調するばかり


なのに心惹かれる人物がいた


聖人は愚鈍なり




この世の中は自分が正しいと
思った事を主張し合う世界

だが自分の立場ばかりを主張し続けても
世の中の解決にはならない


荘子はそれを言いたい




今だ嘗て其の唱うるを聞く者あらず
常に人に和するのみ




和して唱えず



人間とは人に話をする時
人に批判してもらいたいから
話すわけではない

人に自分の気持ちに
同調してもらいたいから話すのだ



醜い彼はその醜さも
自分の天命として肯定する


他者よりもまず
どんな自分も自分として
肯定して受け入れる

そこから春のような人物が


その人にはその人だけの良さがある

その人にはその人だけのスピードがある



他者と比べない

他者には他者の良さが

自分には自分だけの良さが


他者とは比べない

比べないで生きる



他者と和して

それでも尚

自分は自分

自分を他者に押し付けない



他者と和して

そして自分は自分でいる



それが春のような人




(*⌒▽⌒*)




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