花の日々

はなのひび

父の命日

2006年08月18日 | Weblog
8月18日金曜日


「47歳の父・大好きだったタバコと洋酒」

今日は、父が亡くなって27年になります。父が47才のときでした。直腸癌で、診断を受けた時は余命3ヶ月。でも、柔道で鍛え上げられた体は、1年間頑張りました。

実家はクリーニング屋で、熱狂的なカープファンの父は、アイロンをかけながらラジオで応援していました。休憩中も、裏にある鯉の池の前へしゃがみ込んで、ラジオのボリュームをいっぱいにして、聴いていました。負けると機嫌が悪いこと休みになると、市民球場へも出かけていました。

父の闘病生活が始まってからも、病床にはラジオが置かれ、カープ、カープでした。あの頃は、弱かったカープが急に強くなり、1975年初優勝!父が亡くなる前日、今年も1位になり、父に報告すると、軽くうなずいていました。そして翌年は、全リーグ優勝で、広島はお祝いムード一色でした

私も現在47才。父が亡くなった年齢と同じです。そんなわけで、今日はいろんなことを、思い巡らせていました。実際47才になって、まだ若いと感じられる。父も、やり残したことがいっぱいあっただろうなあ。生きていたら、何をしているだろうなあ。

クリーニング屋も、隠居して、カープの応援に、市民球場へせっせと通っているのかなあ。趣味の野鳥や鯉を、目を細めながら、育てているんだろうな。海をぼんやり眺めながら、釣をしているのかなあ。グルメなので、おいしいものを食べ歩いているのかなあ。大好きなお酒、この暑さの中、ぐぐっとビールを飲んでいるのかなあ。もしかしたら、パソコンを覚えて、近況の添付を沿えてメール交換しているかも…。

何はさておき、子供好きな父に、茜と梓を見せたかったなあ。だっこしてもらいたかったな。きっと父も、それを一番楽しみにしていたことでしょう。もう何年かたったら、ひ孫だっているかも…。
ほんとうにほんとうに、もっと長生きしてほしかったよ。まったくう~

仕方ない!父さんの分まで、欲張った人生を頑張るっか大人になったら、父さんと、差し向かいでお酒を飲むのを楽しみにしていました。流川を、腕を組んで歩くのが夢でした。今年の命日も、冷たいビールを一緒に飲もうね。夜まで待ってね、父さん

追伸
今日の野球、延長戦ののち、カープは勝ちました。
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2 コメント

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そうだね~ (くまさん)
2006-08-28 09:32:57
くまも早くに父を亡くしました。

父が41歳でしたね。

中耳炎から菌が入りいってしまいました。

私ももうすぐ父と同じ年齢(まだ39ですが)

同じ思いでこのブログをみてました。

でも父がなくなったから今の家内とも

知りあったし、子ども達も。

人の人生は色々な方向があるんですね。

不思議なものです。
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そうなんだあ。 (mari)
2006-08-28 13:02:04
昨日はお疲れさまでした~



くまさんのお父さんも、早く亡くなられたのね。

長生きしてほしかったなって、年を取るたびに思います。

ほんと、亡くなった父と同じ年になって、

いろ~んなことを考えてしまいますわ。



父親の存在って大きかったんだなって、

つくづく…
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