旅の途中で

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千住明個展コンサートのレポのようなもの

2006年04月28日 23時45分38秒 | GOS(文・絵)
4月26日に行ってきました。東京芸術劇場で行われた「千住明個展コンサート」 (個展コンサートって、その人の作品ばっかり演奏することをいうのね~~。謎が解 けた)。
えー、ぶっちゃけ目当てはゲストのゴスだったんだけど・・・

クラシックに酔いしれてきました!!

最初はやや不安もあったのよ。クラシックなんて普段聴かないから、睡魔がおそってきたらどうしよう・・・って。
でも、そんな心配は全然無用。美しい楽器の音色にうっとりできた。

それまでは、クラシックコンサートは見るものがないからなぁって思ってたんだけど、とんでもない。楽器を奏でる演奏者の腕の動き、体の線の美しいこと・・・

今回は、ゲストに千住明さんの妹の千住真理子さんも登場。
千住さんの説明によると、会場の空調を変えたとのことで、涼しい空気が流れ込んできた。
これ、なんと真理子さんの持ってくるヴァイオリンのための空調なんだって!!

ヴァイオリンのために会場の温度とか湿度とかを変えるんだって!!

すっごーーーー・・・と圧倒されてたんだけど、真理子さんがヴァイオリンを弾き始めるとさらにそれは感動へ・・・
ヴァイオリンって、あんなにやわらかな音なんだぁ。
「物」から出てくる音とは思えない。弦をこすって出しているとは思えない。
不思議な空間から気持ちがあふれ出てくるみたいな音だった。

もう一人のゲストは、ピアニストの羽田健太郎さん。
羽田さんが弾くのは、なんと「宿命」!
うわー、実はプログラムにこの曲名を見たときから、「今日はほんと来てよかった!」って思ったのよ。

この局は、テレビドラマ「砂の器」(原作:松本清張、主演:中居くん)の中で効果的に使われていたんだけど、そっかー、これって千住さんの作品だったんだぁ~~。なんか嬉しい~~

私はこのドラマが大好きで、毎週かかさず見ていたし、初めて「中居くんって結構やるやん・・・」と感心したドラマでもある(怒られるぞ(笑))。
そしてその中でも、この「宿命」という曲はドラマに欠かせない役割をしていたと思うし、この曲のおかげでさらにドラマが盛り上がっていたと思う。
寂しいような激しいような切ないようなメロディーを、毎週聴くのが楽しみだった。

その、第一楽章・第二楽章を生で聴けるなんてうれしすぎる~~♪

そしてさらにびっくり。羽田さんのピアノ・・・生で聴くグランドピアノの迫力・・・
テレビやCDで聴くのとは全然違うのね!生って、生ってこんなに存在感のある音がするのね!! ああー。音楽的知識が皆無なのがくやしい~~。なんて表現していいのか全然わからん・・・
とにかく、ピアノの音を今初めて聴いた。っていうくらいの衝撃だったの~~


まあそんなこんなで、いろんなことにびっくりしたり衝撃を受けたり感動したりしていると、いよいよゴスの登場~♪

なーんとエンジ色の燕尾服だよ!なんか豪華な感じだよ。
いや、たぶんクラシックだし燕尾服で来るかなとは思ってたんだけどね。でも黒だとばかり思ってたから、あの色はなかなか衝撃的(笑)

なんでも、千住さんとは愛・地球博のイベントで知り合ったんだそうな。
そして、お互いいつかコラボができたらと思ったんだそうな。嬉しいね~、そうやって全然違うジャンルの人が、一緒に仕事したいって思ってくれるなんて♪

今回、トークはどうするんだろう。クラシックだしほとんどしゃべんないかなー・・・なんて思ってたけど、やっぱり話し出すと勢いがついてくるのか、結構てっちゃんとヤスがしゃべってた(笑)
みんなめっちゃ嬉しそうな顔でねー・・・てっちゃんもニヤニヤしながらしゃべってたよー

でも、みんなが心なしかてんぱってた雰囲気の中、やっぱり黒ぽんは黒ぽんだった・・・千住さんのコメントに同意の相槌を打ったんだけど、なんか気の抜けた相槌で、しっかりお客さんの笑いをとっていた・・・
かわいい人だな! どこにいってもマイペースだな!

歌は、オケ付き「星屑の街」と、この日のために作った新曲。
曲は元々あるもので、千住さんいわく「余計なものをいっさいそぎ落としたメロディー」を持つ、映画「クラッシュ」のメイン・テーマ。
それに、ヤスが詩をつけて(!)歌にしたもの。

てっちゃん「これだけ言わせてください。世界初演です!!(←なんか妙に嬉しそう」

歌い継ぎになっていて、5人が優しいメロディーをしっとりと歌っていく。
北山さんが目だってたから、北山さんのパートがメインなのかも。

この曲、今後どうするかは未定らしいけど、ぜひどっかCDに入れてくれ!次のアルバムのボーナストラックにいかがですか~~?!てっちゃん!これきりなんてもったいない~~っていうか、もう全然思い出せない~~・・・

最後はクラシックコンサートらしく、何回もアンコールの拍手に迎えられて、舞台を行ったりきたり(笑)
5人ともこういうのはやっぱ慣れてないのか?なかなか出てこない。千住さんが舞台の上からオイデオイデしてくれて、あわてて北安酒が小走りに出てきて、お客さんの笑いを誘っていた(とことんスマートじゃないところがいいね(笑))。
ちなみに黒ぽんとてっちゃんは堂々と歩いて出てきてた。

さっそうと舞台袖に歩いていく真理子さんの後ろを、長身をかがめてちょこまかとくっついていく酒井さんが、妙にツボッた(笑)もっと堂々と歩きなさいってーの!

最後にてっちゃんが、燕尾服のすそを持ち上げて、ちょこんとおじぎをして茶目ってたらしいけど、私は髪が伸びてかわいくなってたヤスを目で追うのに必死で、見てませんでした(笑)

北山さんが一番最後にはけたんだけど、いつものくせで、客席に向かって投げキッスしないかと、ハラハラしちゃったのはココだけの話・・・

(どーも彼らを見ると保護者気分になってしまうのはナゼ・・・)

特別な時間をありがとうでした!

次はカレー紀行だ~~♪