旅の途中で

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マリー・アントワネット

2007年02月03日 23時55分43秒 | 映画
今日はてけてけちゃんと久しぶりな映画に行ってきました

マリー・アントワネット

です。
マリー役のキルスティン・ダンストが、めっちゃ可愛いの・・・
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で初めて見たときに、「めちゃめちゃ可愛いなぁ~」と思っていたけど、そのままとても魅力的な女性に成長しましたね!

いわゆる「美人」とは違うけれど、人をひきつける魅力に溢れていると思います。
最近見かけないけど、グィネス・パルトロータイプの女性かな、と。
(グィネスも好きだったんだけど、最近どうしてるのかな~?)

で、映画の中身ですが、私はなかなかおもしろかったと思います。
ただただ、マリーの結婚生活を描いているんですが、なんていうか・・・

「普通の女の子なんだなー」

としみじみ思っちゃいました。
そりゃそーですよね、まだ子供と言っていい年でフランスに嫁いできたんですもんね。
映画で描かれているマリーが、実際の彼女とまったく同じとは思いませんが、もし本当にあんな女性だったのなら、

おおっぴらに政略結婚としてフランスにやってきて、初めて見る男性と結婚して、周囲の期待(=世継ぎ誕生)に応えるために素直に頑張る姿に、同情を感じてしまいました。

もちろん、フランスの財政を圧迫するほどの贅沢三昧は言語道断だし、彼女の庶民に対する無関心っぷりは間違ってましたが、マリーが湯水のようにお金を使う姿はまるで、現代の若い女の子がストレス発散をするために、ショッピングにはまってしまう姿のようでした。
(多分、根本的には変わらないんでしょうね)

マリーのストレスとともにエスカレートしていく、きらびやかなドレスや靴やケーキで彩られる前編は、見ていて気分が悪くなるくらい毒々しかったです
それに比べて、やっと第一子が産まれて気持ちが安定したのか、田舎で質素な生活をしている辺りは、とても穏やかで美しい映像で、見ていてホッとしました
(てけてけちゃん情報によると、監督のソフィア・コッポラはわざとその対比を強烈にしたそうです。うーんさすが

映画の中のマリーは、自分の生活のこと以外はまったく他人事のように思ってたんじゃないか?っていう印象を受けました。
フランス革命で暴動を起こした民衆が、ヴェルサイユ宮殿を取り囲んだ時の彼女の様子も。

「マリー、わかってる?なんでこうなってるかわかってる?」
と、思わずスクリーンに語りかけたくなるくらい。

うまく言葉にできないけど、監督の描きたかった世界が少しわかったような気がしています。