旅の途中で

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クリムト、シーレ ウィーン世紀末展

2009年12月12日 22時21分11秒 | アート
いつも金曜の夜は午前2時とか3時くらいまで起きてて、土曜日は昼近くまで寝ているのが常だったんですが、昨日はなんと0時前に寝て、今朝は8時に起きて洗濯して美術館に行って昼過ぎに帰って美容院に行って宅急便を受け取って・・・と、なかなか充実した一日を過ごせました♪
(ほんとは掃除もするはずだったんですが・・・)

という訳で、今日はサントリーミュージアム天保山で開催中の
「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」
を見てきました。

クリムトもシーレも大好きな画家です。
装飾的だけどドラマチックなクリムトの画風は、いつまででもうっとりと眺めていられそうです。
今回の展覧会の目玉だと思うんですが、「パラス・アテナ」がとても魅力的でした。
黄金の鎧と兜に身を包んで、同じく黄金の槍を手にしたアテナの表情が、美しいんだけど怖いような・・・

シーレはクリムトと正反対で、装飾的なところは全然ありませんが、「生身の人間」を痛いほどするどく描写していて、クリムトとはまた違う意味で惹きつけられます。

なんといってもシーレはデッサンがめちゃくちゃ上手い・・・!
迷い無く一本だけ引かれた線が、美しい体のラインを作り出しています。
シーレの線は「こんな風にデッサンができれば・・・」と思う理想の線です。
彼の絵を見ると、とても現代的で前衛的なんですよね。あの時代に評価されるのは難しかったでしょうね。


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関係ない話ですが、今回はウィーンが舞台と言うこともあって、ミュージアムショップも結構充実しているんじゃないかと期待していたんですが・・・
思ったほどなくてちょっとガッカリ~~
ほら色々あるじゃない、紅茶とかケーキとかチョコレートとかさ~~

ウィーンは一度だけ訪れた事がありますが、その素晴しさと奥深さにすっかり虜になっちゃいました♪
ずっと行きたかった分離派会館(セセッシオン)で、クリムトの大作「ベートーベン・フリーズ」を見れた事が幸せな思い出です。