旅の途中で

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最近読んだ本

2011年01月14日 22時15分02秒 | 
最近テレビでよく目にする話題。

「電子書籍の普及」

よくわかんないんですけど、アレですよね?i-padとかで読むってことですよね。

もちろん、電子書籍が悪いって言うつもりはないです。
世の中には色々な事情を持っている人がいて、電子書籍ができたおかげで本を読む楽しみを持てた人達が、たくさんいらっしゃると思います。

でもでも!
まさかとは思いますが、だんだん紙媒体の本が消えていく・・・って事にはならないでほしいなぁ~~

本のページをめくるドキドキ感は、いつまでも感じていたいです。
それにページは先に向かってめくるだけじゃなくて、途中で「最初の方のあのシーンはどうなってたっけ・・・」と思って、前に戻る事もしょっちゅうだし。

それにこれが一番の理由ですが、本の装丁や表紙絵、挿絵がなくなるのは寂しすぎます。
装丁も表紙絵も挿絵も、全部ひっくるめて本の一部ですしね。

電子書籍と紙の本が、上手く共存できていけると良いなぁ

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 海の底 有川浩 著

「塩の街」「空の中」、そしてこの「海の底」で3部作になっています。
塩と空にまけず劣らず、荒唐無稽なストーリーになっております(笑)

だって、海の中から人間大のザリガニの群れが上陸して、次々と人間を食べるんですよ!

・・・これだけ読むと、B級怪獣物って感じですが(笑)
実は、かなり深い人間ドラマになっていて、すごく楽しめました。

主人公は海上自衛隊の2人の青年なんですが、子供達と避難して閉じ込められた潜水艦の中で、人間ドラマを繰り広げます。

さらに地上では、警察組織がザリガニ退治を巡って様々な頭脳戦を繰り広げるんですが、これもまた面白いんですよ~~

手に汗握る展開で、しっかり大人の読み物です。


 マリアビートル 伊坂幸太郎 著

「グラスホッパー」につづいての「殺し屋」シリーズです。
待ってましたよ、こういうの!
まさに「ザ・伊坂幸太郎」って感じの内容で、一度読み始めると本を閉じるのがおしい!

東北新幹線の中に、さまざまな事情を持った殺し屋&元殺し屋が乗り込んできて・・・

いろんな殺し屋の目線から物語が語られていくのも、伊坂さんらしい手法です。

殺し屋がたくさん登場するのにもかかわらず、私が一番ムカムカきたのは一般市民の中学生!
こいつだけはほんとにもう~~(思い出し怒)