骸の爪 道尾秀介 著
「真備霊現象探求所」の真備シリーズです。
真備シリーズのデビュー作「背の眼」が、かなりホラー色が強かったんで、ちょっとドキドキしながら読みました
今回は、滋賀県山中にある仏像の工房が舞台になったミステリーです。
仕事の取材で工房を訪れたホラー小説家の道尾(作者と同じ名前)が、夜中の工房で聞いた不気味な声、笑う仏像、血を流す仏像・・・
そしていなくなった仏師(仏像を造る人)。
・・・やっぱり、しょっぱなからかなり怖い展開です。
でも、全体的にかなり本格派なミステリー物になっていて、すごく読み応えありました。
道尾の相談を受けて、調査のために工房を訪れた真備が、物語の後半にそれらの謎を解き明かしていくんですが、前半~中盤に出てきたちょっとしたエピソードが最後にガツンと効いてきたりして、伏線の張り方の巧みさに唸ってしまいました。
「おお~!これってあの時のアレだったのか~~!」
という驚きでいっぱいです。
最後はずーっと驚いてばかりだった気がします(笑)
人里離れた閉鎖的な工房で、黙々と仏像を作り続ける仏師達やその周辺の人達が引き起こす悲しい物語に、やりきれない気持ちになりました。
ラストは涙なしには読めないです。
もっと真備シリーズ読みたいなぁ~道尾さん
「真備霊現象探求所」の真備シリーズです。
真備シリーズのデビュー作「背の眼」が、かなりホラー色が強かったんで、ちょっとドキドキしながら読みました
今回は、滋賀県山中にある仏像の工房が舞台になったミステリーです。
仕事の取材で工房を訪れたホラー小説家の道尾(作者と同じ名前)が、夜中の工房で聞いた不気味な声、笑う仏像、血を流す仏像・・・
そしていなくなった仏師(仏像を造る人)。
・・・やっぱり、しょっぱなからかなり怖い展開です。
でも、全体的にかなり本格派なミステリー物になっていて、すごく読み応えありました。
道尾の相談を受けて、調査のために工房を訪れた真備が、物語の後半にそれらの謎を解き明かしていくんですが、前半~中盤に出てきたちょっとしたエピソードが最後にガツンと効いてきたりして、伏線の張り方の巧みさに唸ってしまいました。
「おお~!これってあの時のアレだったのか~~!」
という驚きでいっぱいです。
最後はずーっと驚いてばかりだった気がします(笑)
人里離れた閉鎖的な工房で、黙々と仏像を作り続ける仏師達やその周辺の人達が引き起こす悲しい物語に、やりきれない気持ちになりました。
ラストは涙なしには読めないです。
もっと真備シリーズ読みたいなぁ~道尾さん
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