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大阪に集まった12の名画展

2010年10月09日 20時36分50秒 | アート
美術好きな友人達と、大阪歴史博物館で開催されている「大阪に集まった12の名画」展に行って来ました。
これは、大阪市立近代美術館に収蔵されているコレクションの一部を公開したものです。
12の名画なので、12枚しか来ていないんですが、好きな画家ばかりなので楽しめました。

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モディリアーニ

「髪をほどいた横たわる裸婦」という絵でした。
女性の肌が、モディリアーニらしい滑らかで奇麗な色です。
この質感が好きです。

ただ、女性の目は黒目でちゃんと白い光も入っていて、モディリアーニ独特の青い目ではなかったです。

ボッチョーニ

イタリアの前衛芸術家らしいのですが、実はこの人初めて見ました。
「街路の力」という作品で、夜の街灯に照らされた街の風景が、抽象画で描かれています。
すごくダイナミックで素敵な絵でした。

キリコ

キリコも好きなんですよね~
「福音書的な静物」という絵で、定規や木枠などの静物が、キリコらしい無機質なタッチで表されています。

マグリット

「レディ・メイドの花嫁」という、結構有名な絵です。
後ろを向いたシルクハットの男性の背中に、ボッティチェリの「春」に出てくる女神が重なって描かれています。
マグリットらしい不思議な絵です。

ダリ

「幽霊と幻影」という、これも見たことのある絵です。
この絵すごく素敵でした・・・
空に浮かぶ巨大な雲が、幽霊のような幻影のような不思議な雰囲気を出しています。
いつまでも眺めていたい絵でした・・・

佐伯祐三

「郵便配達夫」「煉瓦焼」「レストラン」の3点も来ていました。
佐伯祐三らしい、ダイナミックなタッチの油絵です。
なんか、これぞ油絵!って感じです。

岸田劉生

「静物(湯呑と茶碗と林檎三つ)」という、写実的なマジメな絵です。
絵から醸し出される静けさが好きです。

小磯良平

小磯良平は大好きです!
「コスチューム」という、バレエの衣装合わせをする少女を描いた絵です。
もう、小磯良平はめちゃめちゃ上手いんですよね~・・・
「上手い」という言葉はこの人のためにあると思ってしまいます。

福田平八郎

「漣」という日本画です。
画面いっぱいに群青色の線だけで表現された漣が、抽象画のようで面白いです。

池田遥邨

この人も初めて知りました。
「雪の大阪」という、大雪に見舞われた大阪の様子を描いています。
昭和初期の絵なんですが、中之島からの眺めは現在と共通していました。
ただ、高層ビルが無かった分、大阪城があんなにはっきり大きく見えたのね~と、面白い発見も。

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みんなでワイワイ行ったので、ついでに歴史博物館の方も見てきました。
古代から近代までの大阪の歴史を、かなりしっかりしたジオラマや資料で作ってあったので、結構面白かったです。

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