マサコデグブログ

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~ノルウェージャンフォレストキャットRとイラストレーター挑戦のDiary~

財務大臣の裏工作

2006-06-25 | Diary
今日はどんより曇ってます
人の気持ちってどうしてこんなにお天気に左右
されるのでしょう。なんだかそれだけで憂鬱な
気分です。

天気に気持ちが左右されるのは人だけじゃない
みたいですね。Rも今日はずっと寝ています。




きのうも書いたとおり、ゴスペルを習いに行きたくて
いろいろと調べた私ですがやっぱり近隣の市にはない
みたいでガックリしていたところ、『小粋なジャズボ
ーカル』というのを見つけました。

ジャズは歌ったことないけれど、聴くのは好きですし
前行った綾戸智恵のライブもよかったし...同じブラック
ミュージックだし「コレだ!」と思いました。

そこで、ダンナさんに許可を得ようと2階のパソコン部
屋をノック。
「ねえねえ、ジャズボーカル習ってもいい?」

すると私の気持ちをがっかりさせる言葉が反ってきまし
た。
「いいけど、自分で払ってよね」.....ですって!!
「ダメ」と言われるより私にとって嫌な言葉でした。


「あ~あ、言わなきゃいいのに....」
「でしょ!?」
私は自分の貯金から出すつもりだったのに、その一言で
カッチーン!!でしたよ。きーー!!

彼は公務員で、サラリーマンの平均くらいのお給料なので
私の習い事まで出すというのは、彼からしたら確かに納得
出来ないことかもしれません。
それにしたって、はっきり言われると腹も立ちます。

私がフルで働いていた時はほぼサイフは別々でした。
車の税金の請求が来た時「君の車の分はもちろん自分で払っ
てよ」と言われて内心(結婚って一体なんだろう?フルで
働いてご飯を2人分作ってデメリットしかない)とガッカリ
したこともありました。
お金のことだけではなく、『君の車だから』という言い方に
もガッカリしたのです。(てことは、家は彼の物かあ...。名
義も彼だし...でも、そんなんなら頭金はうちの親が払ったん
だし3分の1は私の物なんじゃないのー!)などとどんどん悪
い方向へ行ってしまいます。

結婚生活というのは、よっぽどの親でない限り自分の親を手
本にしてしまいがちだと思いますが、私もダンナさんもそう
なのです。



うちの母は専業主婦で学校から帰るといつもいてくれましたし
旦那さん(私の父)のお給料は全て母が管理していました。
もちろん収入源のない母は何をするにも父のお金を使います。
父のお金というより『父が稼いだ家族のお金』という感じだっ
たと思います。
私はそれが当然なのだと思って育ってしまいました。

ダンナさんはというと、おばあちゃんと同居していた為お母さ
んは外に働きに行っていたようで、結婚したって女性が外で働
かない意味が分からない、と思っているのです。

「子供が生まれたら幼稚園くらいまでは一緒にいてあげたい」
と言ったことがあるのですが、彼は「オレは休みが多い仕事な
んだからオレが面倒見ればいいからキミは働いて」と言いまし
た。

私:「子供の頃は母親が子供の面倒をみるのが普通なの!!」
夫:「普通ってなんだよ!?父親でもいいじゃん!そんなの
   君の勝手な思い込みだ!男女平等じゃないのかよ!」
私:「平等だって役割分担があるの!私は母親がいるなら小
   さいうちはおばあちゃんでもおじいちゃんでもなく、
   父親でもなく母親が主に世話するべきだと思ってる!」

お互いにワガママで、気の強い相手には「負けてたまるか!」と
気が強くなってしまう私たちは、まだどうなるかも分からない未
来を想像して、バカバカしいケンカを繰り返したものでした。

自分が結婚したら「こうしたい」「こうあるべきだ」と思っ
てきたことというのは、現実にはなかなか思いどおりにはい
かないものですね。
育った環境の全く違う他人同士が夫婦になるのですから、当
然なのでしょうけど....。

 
今、専業主婦になった私はダンナさんのお給料を全て管理し
ています。
これについてもスッタモンダありましたが、どうにか納得さ
せてめでたく財務大臣に就任しました。(日本人の70%が家
計は妻が管理しているようです。)

こうなった今、ただ相手の言動にストレスを貯めるだけでは
おさまりません。
腹が立ったのでジャズボーカルも家計から出させていただこ
うと心に決めたのでした。