もうびっくりですよ。
かってある出版社から、文学の名作を朗読し、1枚のCDに入れていつでも何回も聞けるようなCDbooks が出た時はショックで実に嬉しかったことをよく覚えておりますが・・・さいきん、youtube で日本の近代の文学作品を朗読してアップしているものを数編発見し、もうここまで来ているのかと仰天したような塩梅です。
本は読むもの、ですけれども、気軽に気に入った朗読者の朗読で本当にごくお気軽に耳から聞いて文芸作品を味わうこともできるんだなあと少々びっくり。
ちょいと気になるのは、こんな事あっちでもこっちでもやられたなら、出版社はどうして経営を成り立たせてゆけるんだろうかという事ですね。まさか権利関係を無視しての、はっきり言えばなぜ、無料で朗読のデータを楽しむことができるんだろうかという素人ながら疑問がわいてきましたんですが。著作権の切れた文学作品なら、無制限にこんなことできるんだろうか?という疑問です。
たしかに著作権が切れる時間というものがることは知っておりますが。ううむ分からん、でも読者としては助かることも事実なんですが、こんな疑問にどなたかお答え願えるのなら嬉しいし大変勉強になります。
フォト・文 石郷岡まさお