街を歩いていて突然、「ひじりきほっきっき…」という、例の小松政夫氏の何か意味は全く分かりませんが妙に口をついて出てくるコピー、が不意に口の方から唐突について出てきたんですね。意味なんぞないのでしょうか、どうしても、この文句の、前段のことばが出てまいりません。しばらく考え思い出しながら、帰路に就いたわけ。
あああ、思い出しましたのは、家に着くちょっと前、不意に口をついて出てきました。
「にんとすはっかっか・・・」でした。嬉しかったなあ。
忘れていた脳細胞のある個所がきっと刺激されて、老化防止にも役立ったのでしょうか。
しかしこの名文句?意味わからないけれど面白い・・・何か、おまじないの一種だと小松政夫氏がどこかで言っていたのも思い出しました。
意味なんてもともとないのだろうけれども、なぜか多くの人々の心に響くコピー。
それと比べるのも忌々しいのだけれども、記者会見を、少数の記者を集めて開く人も。
言葉がちっともぼくの胸をうちませんでしたね。
あれは謝罪会見だったのだろうか?
今年も多くの方がお亡くなりになられましたが、そうそう、あの方も今年お亡くなりになったんだっけ、という方に、宮城まりこさんがいらっしゃいました。
いい仕事をされた方は多くの人々の心に残り、それが別にお墓参りをするという事でなくても、やはり幾万の人々の心に残る・・・これがいいんですねえ。
人を比べてはいけないので・・・
もう、ここいらで、ぼくも後世の人々の記憶にちょぴっとでも残るような仕事がしたいなあと思いました。
にんとすはっかっか、ひじりきほっきっき。
(念じていれば、いつかきっとかなうのだと信じて。)
フォト・文 石郷岡まさお