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まさおレポート

LINE IT企業経営陣は「茹でガエル症候群」の恐ろしさを身に染みて感じるべきだろう。

LINE情報管理の問題の本質がようやく見えてきた。

通信アプリのLINEをめぐる問題で、政府の個人情報保護委員会は、これまでに提出された資料だけでは検証が不十分だとしている。つまりまだまだ明らかにしていないで小出しにしている。このことから経営陣は「悪ずれしている」のではないか、心から反省していないのではとの責めを受けている。

報道によると出澤氏以下は問題を以前から把握しており、タイミングを見て対処しようとしていたようだ。しかし茹でガエル症候群にかかっており、対処の適切な発表や措置のタイミングを失したようだ。

特に通信関連の経営陣は「茹でガエル症候群」の恐ろしさを身に染みて感じるべきだろう。

―― 一部の報道では、中国人の技術者が32回にわたって個人情報にアクセスしたとされているが、それは何のためだったのか、コピーなどされていないのか。

出澤氏:アクセスの内容などは確認できています。いま個人情報保護委員会に報告している内容ですので、この場での言及は控えさせてください。

韓国資本でかつ韓国で運用されていると言われていたにもかかわらず手を打てなかった経営陣出沢氏以下は茹でガエル症候群にかかっていたようだ。

一例をあげると、業績悪化が危機的レベルに迫りつつあるにもかかわらず低すぎる営業目標達成を祝す経営幹部や、敗色が濃厚であるにもかかわらずなお好戦的な軍上層部など、およそ人間は環境適応能力を持つがゆえ、漸次的な変化は万一それが致命的なものであっても受け入れてしまう傾向がある。それを「2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ねて脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに茹でガエルとなってしまう」という寓話にたとえたものである。現実のカエルではありえない。Wikipedia

出沢氏は23日、中国から日本国内のサーバーにある個人情報へのアクセスを完全に遮断したとし問題の委託をはじめ、利用者のやりとりに関する中国での業務は既に終了し、韓国で保管しているデータは全て国内に移転し、管理を徹底、政府や自治体の公式アカウントのデータ保管も完全に国内で行うというが、最大の問題はこうしたわかりきった措置をタイミングを考慮しているうちに茹でガエルとなって時機を失してしまったことだ。

これはなにもLINEだけの危惧ではない。他のIT企業経営陣も「茹でガエル症候群」の恐ろしさを身に染みて感じるべきだろう。

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