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まさおレポート

基地局仮想化技術で楽天モバイル月額2980円 5G

追記 2020/10/01

楽天モバイルは9月30日「データ通信と通話サービス使い放題で月額2980円」

は菅首相の携帯値下げ方針と相まって脅威になりそうだ。

5Gの料金体系を発表した。NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの「3大メガキャリア」が提供している5Gはドコモ9350円、auとソフトバンクが10280円。

5Gサービス「楽天アンリミットV(ファイブ)」「縛り」もない。

5Gは通信速度が4Gの20倍 映画(2時間)のダウンロードが数秒 ひとつの回線にこれまでの10倍の端末を接続できる。

全国に広げる設備投資 ドコモとKDDIは2024年までの5年間でそれぞれ約1兆円、ソフトバンクは5000億円の投資を予定。

楽天モバイル副社長兼CTO(最高技術責任者)タレック・アミン 世界初の完全仮想化ネットワーク 楽天モバイルの5G投資が約2000億円

大きな業界再編 NTTによるNTTドコモの子会社化 30日からTOB(株式公開買い付け)を始め、約4兆2500億円をかけてドコモを子会社化する。

3メガは2020年3月期、3社で約2兆8000億円の営業利益。

 

追記 2019/04/15

楽天モバイルネットワークは2019年2月20日、「楽天クラウドイノベーションラボ」を設立した。

楽天モバイルネットワークのCTO(最高技術責任者)としてインド通信大手リライアンス・ジオ・インフォコムからタレック・アミン氏が。ジオはインド携帯市場に2016年9月に参入し1年半程度でインド市場のシェア15%契約者2億人を獲得した。「仮想化」はインドIT大手テック・マヒンドラのクラウドやネットワークの構築技術を利用するという。

筆者の経験では外国人CTOを迎えたのはケーブル会社のJ-COMだがそれほどの成果はなかったように記憶している。要は技術部門ともなると非常に細やかな意思疎通が求められるが日本人スタッフとの意思疎通にやや難があるのだ。英語を社内での公用語としてきた楽天だが、今や社内会議の実態は日本語だという。果たしてこの難問を乗り切れるか。 

それにしても先行三社からは「仮想化」技術導入の話が聞こえてこない。成功者のおごりがあるのではないか。かつてKDDIの友人が10数年前のソフトバンク携帯参入に対して「そんなに簡単な話ではないよ。ここまでくるのにどれだけ苦労したか」と述べていたが、歴史は繰り返すかもしれない。

 

 

2018-11-27初稿

「仮想化」技術は今後の携帯ビジネスを根本的に変える爆発力を秘めているようだ。

楽天は基地局建設コストを押さえているので業界では不安視されていたが実はこの技術で後発優位を狙っていたのかと驚く。他社は脅威だろう。三木谷氏が記者会見で late comer advantageといっていたのはこの事か。 

警戒するのは、19年10月に第4の携帯キャリアとなる楽天だ。楽天は一般的なサーバー上にソフトウエアで基地局や基幹網の機能を実現する「仮想化」技術をフルに活用し、格安な料金での参入準備を着々と進めている。「世界は衝撃を受けるだろう」。楽天会長兼社長の三木谷浩史(53)は自信を見せる。楽天の9900万の会員基盤が組み合わされば、大手3社にとって脅威となる。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO38209840W8A121C1EA1000/

KDDIもこの「NFV C-RAN(Cloud-RAN)開発に尽力している。「仮想化」技術が楽天とKDDI提携した真の理由かもしれない。KDDIの基地局をスライシング技術と一般サーバの組み合わせで基地局建設コストを抑える。

NECは2016年8月16日、米インテルと共同で開発した、無線基地局の一部機能を汎用サーバー上のソフトウェアで提供する「NFV C-RAN(Cloud-RAN)ソリューション」を発表した。通信性能の向上や低遅延の確立を可能にする。あhttps://it.impressbm.co.jp/articles/-/13809

今後の携帯基地の支配的技術になりそうだ。

携帯電話のEPC(Evolved Packet Core)ノードのような移動通信の根幹を担う設備、vCPE(virtual Customer Premises Equipment)等の付加価値通信を担う設備においても、仮想化や他社サービスの利用が進んでいる。http://www.soumu.go.jp/main_content/000474282.pdf

「5G」割当600MHz幅対500MHz幅 スタートラインから衝撃的な割当に

楽天 クラウドベースのネットワークに通信障害は起きないか

コメント一覧

geneve
基地局の仮想化て、なに?
宮本さん

基地局には物理的に送受信無線機、アンテナ、鉄柱、電源などが必ず必要で。サービスエリアには5km半径円で区切られたセルラーが全国で数十万局かそれ以上建設されますね。その基地局の運用データ、監視、障害データ等はすでに地域センターに集約して処理しているでしょう。それ以上上位に仮想化してもコスト改善の仕組みが見えてきません?基地局の送受信機電源など物理コストがさくげんできるのですか?
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