6月の来客がウィスキーを持参していただいたり、7月には娘が持ってきてくれたりでこのところウィスキー長者になっている。ジョニーウォーカ青ラベル バレンタイン17年 響17年が揃ったことになる。今日はそれぞれをストレートで飲み比べて見たくなった。(舐め比べと言った方が正確かもしれない)
響17年 甘くてマイルドで水割りで飲んでもロックでも言うこと無し。
バレンタイン17年 甘くてマイルドだが響よりはスコッチらしいピートの効いた味がする。これも勿論美味い。
ジョニーウォーカ青ラベルはスコッチの強さが格別で、熟成しているのだがワイルドな味が舌を刺激する。だから決していやな刺激ではない。体に効いてきそうな刺激で確かに生命の水にふさわしい。これを飲んだ後には響もバレンタインもどこか物足りなくなる。
紙巻きたばことパイプや葉巻の違いにたとえられるかもしれない。水割りにして飲む分には響やバレンタインはいう事なしにうまい。これは上質の紙巻きたばこのようでだ。しかし舌に転がすようにして口中の余韻を楽しむ飲み方ではやはり青ラベルが断然よい。これはパイプか葉巻の嗜好と似ている。
香をきくあるいは茶を楽しむ世界と似ている。このスコッチ、値段は高いがストレートを舌で転がしているだけなら極めて少量ですみます。アルコールは適度に、むしろ少量(アルコール換算で缶ビール程度)が身体と折り合うポイントです。少量ならば奥の深いスコッチがベストのように思われ、今後ますますはまりそうな予感の一日でした。確かに味覚と嗅覚を通じて千古の森林の記憶が蘇ります。