まさおレポート

バリの風景 樹・葉・木の実

ビンロウヤシ

ビンロウヤシで赤い実がなる。この実を鳥が好んで食べる。

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モモタマナ 一部が赤く色づいて落葉 毒素を吐き出す

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モモタマナ 落葉樹ではないが毒素を落とすために赤くなって落ちる。

モモタマナ

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ウブド渓谷の植物 2013-06-06 

ウブド渓谷の植物群はひときわ生命感に溢れている。渓流のせせらぎと豊かな雨量のせいだろう。

クロトン 葉の肉が厚くて広い。

 
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滞在中のホテル内敷地には豊かに樹木が茂っている。さながら公園の雰囲気だ。バリ・サヌールもときおり強い風が吹く。するとその後にはホテルのスタッフが折れた木をずるずると運ぶ姿を見かけることになる。やはり風でおれているのだろう。日本の我が家の庭側にも森が広がるがこの程度の風で折れることはまずない。熱帯樹林の樹木は成長も早いがもろい。椰子など背の割には根の張りが極端に弱い。だからしょっちゅう倒れている椰子を見かける。そのことをもって熱帯樹はもろいと解釈していたのだが、樹木そのものももろい。これは一般論としてで、中にはテーブルに使う極めて固い樹木もある。

木を伐る季節 2011-04-21

このところ木を伐る光景に出くわす機会が多い。滞在中のビラでの大掛かりな枝払いが乾季の最初のころにあった。30メートルは有りそうな巨木の枝をはらう。あるいは寿命が来たという大木を根こそぎ抜く。いずれも伐採職人が素足に斧で、あるいはエンジン鋸で伐る。落ちたらまづ助からない高さまで素手で登るが命綱などつけない。職人の沽券にかかわるとでも思っているようだ。ある程度伐ると後はロープで下から大勢で引っ張って落とす。枝と言っても大木のそれは50センチ近い。地響きを立てて落ちる。

この大木の名前を聞くとスワルと発音したように聞こえた。誰かが菩提樹だと言ったが確かなことはわからない。バリでも有数の堅くて良質の木材になるという。切りくずを手で触ると日本の樫の木などとは比較にならない、軽い感じがする。切り口を眺めるとはっきりとした年輪はないが、ぼんやりと濃淡がある。乾季雨季の季節変化でできたものだろう。堅さは年輪によって生まれると思えるので、南国の年輪の無い木の質としてあまり固くならないのだろう。(年輪が無くても固い木があるかもしれないが、今のところ知らない)

その伐った枝からウブドのミケランジェロと私が勝手に名付けた木彫り職人が鰐や群走する馬、マーメイドなどに掘り出していく。鰐や馬はさすがだ、頭に入っている姿をそのままモデルも見ずに掘り出していく。マーメイドはバリにはない伝説で、ミケランジェロ氏もモデルになる一枚の写真に頼るしかない。これがようやく出来上がったが、既に完成した鰐や馬とは出来が違う。写真を見て作ったので気持ちが籠っていない。首などもすこし歪んでいるし、全体のバランスが悪い。作りなれたものがやはり完成度が高い。このミケランジェロ氏の腕を買っていたので残念だが注文する側もそのあたりの配慮が必要だなと思う。

昨日も今朝も海岸沿いの舗道でヤシの木を伐採していた。高くなりすぎて危険になったからなのだろう。通行制限をして切り倒していた。昨日は海岸のバリではよく見かける、葉がゴムの木のような形をした木の枝を伐っていた。年中切っている光景はみるが、気のせいか今の季節は多いような気がする。

極めて珍しい巨樹の枝の伐採 2010-11-01

滞在ホテルの中庭に巨樹が何本かそびえている。それに高く伸びすぎたヤシの木もある。これらを何年かに一度整理するらしい。ヤシの木は伐り倒し、巨樹は伸びきった枝を切って落とす。今日はちょうどその日に当たっており、極めて珍しい伐採風景を見た。

朝方から伸びきった2本のヤシの伐採が始まった。30メートルは優にある。このヤシの木に男性がするすると命綱もつけずに登って行った。見ているだけで背筋がぞくぞくする。先端の葉をまず手斧で切り落とし、次に先端から5メートルづつ手斧で切り落としていった。落ちる時に地響きを立てる。ヤシの木の先端近くにいた蟻だろうか、獰猛な奴が足の指に食いつくと猛烈に痛い。蟻も住処を荒らされて興奮しているのだ。

次にふた抱えはある巨樹に登っていく。これも30メートルはありそうだ。近くのバリ人にこの巨樹の名前を聞いたがよく聞き取れない。ブッダが座る真似をするので菩提樹かもしれないと推測する。この巨樹の伐採にとりかかると、やはり先ほどの男性が垂直の樹を登っていく。一般人なら足がすくんで動けなくなってしまうに違いないが、この男は苦も無く上り、しかも片手にはのこぎりまで持っている。直径20センチほどの枝を次々と切り落としていくのは実にエキサイティングな風景でした。

 

バンヤン2013-06-08

以前から通り過ぎる度に気になっていた巨大なバンヤンを今日は車を止めて撮ってみた。バツブランのあたりにあるこのバンヤンはバリのなかでは今まで見た中で最も巨大なものだ。バリアガ(バリの先住民で、他のバリ人と異なる風習を今でも守る)の子孫が住むと言うキンタマーニのふもとのタルーニャンでは今でも死者をこの根もとに風葬する。水木しげるの作品にも登場する。

東南アジアやハワイで見かけるバンヤンの木はバリではお寺の木、つまり聖なる木。お寺には必ずと言っていいほどこの木がある。

垂れ下がったつるが地面に達するとそこから根を張って太くなり、さらに太くなった幹同士が結合して集結していく。他の幹も同化して一本の幹にしてしまう。生命力の象徴。

マングローブ 2011-10-01

マングローブの群生する場所でとあるパーティーがあった。以前からたまにサイクリングで出かけていたが走行中に眺めるだけだった。今回はちょっと落ち着いて周辺を観察することができた。

保護されているマングローブの林。マングローブは津波を防止することで有名。

バリの樹はもろいのか 2013-08-31

海岸沿いの舗道に回り道の矢印があった。前方をみると人だかりがしていて樹を切る音も聞こえてきた。みるとかなりな巨木が裂けて倒れている。周りにいたバリ人に聞いてみると朝に強風で倒れた落ちたという。これだけの大きな樹が倒れるほどの強風が吹いたとも思えないので樹芯が空洞化した樹木がちょっとしたきっかけで倒れたものと見える。日本の樹木では考えられないもろさである。

12月の花 実は火焔樹 2013-11-03

5年前にバリで滞在を始めたころ、赤い花の咲く樹の名前をバリ人に尋ねたところ「12月の花」と教えられた。以来この樹を12月の花と呼ぶと記憶してきた。ところが昨日プールサイドでの何気ない会話でこの樹は火焔樹だと教えられた。そうか、火焔樹か、如何にも物語性を秘めたこの名前は物語などで知ったのだろう、名前だけは印象深く記憶に定着しているが実はどんな樹なのかは知らないできた。それがこの樹だったとは。

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