まさおレポート

アニミズム

バリ島土着の人々はバリヒンドゥ教一色だ。このバリヒンドゥーはインドに発生したヒンドゥがバリに伝来したものだが、インドのそれとはかなり趣が異なると聞く。何が具体的に異なるのか詳細はしらないので今後の興味のある探求テーマとなるが、わたしの最も興味をそそるのは、ある宗教あるいは一派が伝来してその土着信仰と結びつき、どのような変遷と混淆を見ることができるかという点にある。

バリのヒンドゥ教は儀式を尊重し、その哲学や思想は伝承的なお話でおしまいという印象を持っている。人々には儀式イコール信仰と映っていると見える。

実際のところは、そうした合理的見解を離れた土着的な信仰が根付いており、一般に教義よりも儀礼が重んじられ、その儀礼にもアニミズム祖先崇拝呪術などバリ固有の文化的な特質が根強く生き続けている。そして、儀礼の根底には浄と不浄、神々と悪霊、山と海などの二元的対立や輪廻転生を信じる思考様式が存在している。(by wiki)

世界中の宗教の特色だ。キリスト教がロシアの地でロシア正教となり、ロシア土着の神がかりなどと結びつく例は「カラマーゾフの兄弟」で読み取ることができる。


ロ シ ア の 「 二 重 信 仰 」 に 関 す る 専 門 的 な 研 究 は 日 本 では 行 わ れ て い な い 。
報 告 者 は 、 現 在 執 筆 中 の 博 士 論 文 で 、 歴 史 学 、 建 築 学 、 図 像 学 、 と あ ら ゆ る
分 野 か ら の ア プ ロ ー チ を 試 み た 。特 に 、レ リ ー フ 解 析( 図 像 学 )と い う 手 法
は 文 献 資 料 を 補 う 有 効 手 段 で あ り 、可 能 な 限 り 利 用 し て「 二 重 信 仰 」を 説 明
し よ う と し て い る 。http://www.world.ryukoku.ac.jp/kenkyuka/pdf/report01.pdf

仏教では日本に伝来した浄土教の大日如来は日本古来の太陽信仰やアイヌの輪廻思想と結びついて受け入れられたという。これは梅原猛の「地獄の思想」で述べていた考え方だ。アイヌでは善人ほど生まれ変わるのが早いとか、熊の霊との関係なども書かれていたが詳細は忘れた。

『華厳経』や『大日経』の信仰は、日本の汎神論的な自然信仰と融合しやすかったのである。

http://www42.tok2.com/home/yasuiyutaka/umeharabungaku2/tennoukyou.htm

イスラム教は偶像崇拝を厳格に排する。アニミズムなどはもってのほかだが、例えばモロッコでは迷信に近いものが多いと思うが民間信仰がいまだに根強く残っている。邪視などが思い浮かぶ。自爆テロリストも心根には清水と美女に囲まれた緑園への渇望があると聞くが、これなど砂漠の民の土着信仰の取り込みで生まれたものではなかろうか。

日蓮も曼荼羅に天照大神や八幡大菩薩を諸天善神として取り入れている。これも日本の土着信仰の取り込みだと思える。

オリジナルのキリスト教も旧約聖書の土壌から生まれたが、土着信仰からの発展とはいえないか。さらにパウロ教と言われているようにその教義の発展過程でパウロが施した固定化の中でもその土着が入り込んだ考え方は見いだせないだろうか。

要は人の心の奥底に潜む宗教心の根、輪廻とそれを動かす縁起、そしてサムシンググレートに対する祈り、つまり土着信仰アニミズムの泥臭い迷信部分を取払ったエッセンスに宗教の原点と回帰を望んでいるのだが一方では土着信仰には南米で見てきたような生贄など、極めてえぐい、到底うけいれられないものもある。

世界宗教の共通点の一つに数珠がある、数珠はインドを起源としてバラモンでも使用されていた、中村元著般若経典に依ればバラモンを介して佛教に採用された、ジャバ‐マーラー(japa-māiā)と言い、japaは念誦を意味しmāiāは輪を意味すると言われる、古代ローマ人などがjapaをジャッパー(バラ)の輪と聴いたを言う、これがロザリオ(ポルトガル語rosario)・ロザリウム(ラテン語rosarium)・ローザリー(英語rosary)・ローゼンクランツ(ドイツ語rosenkranz)などカトリックやイスラム圏に広がったとの記述がある、但しプロテスタントは使用していない。

http://www10.ocn.ne.jp/~mk123456/sekaitop.htm

 

■キリスト教

・クリスマス
キリストの誕生祭 キリストが生まれた日が12月25日に決まったのは遅くとも345年ぐらい ヨーロッパにおけるユールとかサトゥルナリアと言う祭り
ミトラス教の冬至祭をキリスト教が取り込んだ為と言われています。

ユール:北欧のゲルマン人たちの冬至祭
サトゥルナリア:サトゥルヌスを称えたお祭り。12月17日から12月24日まで行われ、その間、人々はプレゼントを交換したりその間だけは奴隷すらも自由にされたり…まぁ、今のクリスマスイヴをよりバージョンアップさせた物だと思っていただければ。
ミトラス教の冬至祭:12月25日あたりに行われた主神ミトラの復活祭。イランより西側に於けるミトラは太陽神やら司法神やら戦神として崇められていて、最も日が短くなる12月22日ごろに死に、25日に復活する。それを祝った祭りらしいが既に存在しない宗教の為詳細不明。

・ハロウィーン
イギリスやアイルランドのケルト人のお祭りが元です。取り込まれてはいませんが万聖節の前日に行われるためハロウィーンという名になったそうです。

■イスラム教

・イランのイスラム教
・ノウルーズ 春分の日に新年を祝う行事。農事暦上の春分の祝いとして存続したそうです。
・ミフラガーン 秋分の日に祝う祭り… ミトラの祭りだったりします。

■ヒンドゥー教

■仏教
ヒンドゥー教の神様を多く取り込んでいます。
梵天 : ブラフマー
帝釈天 : インドラ
大自在天 :シヴァ

●弥勒菩薩
弥勒菩薩 元はイラン-インドにかけて古くから信仰されたミトラと言う神様。
ミトラ神はミタンニ・ヒッタイト条約文にも出てくる古い神様で中央アジアでは広く信仰されていたらしくヒンドゥー教、ゾロアスター教、ミトラス教など

●閻魔大王
本来はヤマという人間で最初に死んだ為に冥界の王様となったと言われています。
因みに、ヤマにはヤミと言われる妻あるいは妹がいて男はヤマが、女はヤミが裁くそうです。
イランの方へ良くとこのヤマはイマと呼ばれ理想的な最初の王様として崇められたそうですよ

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