夢の中でテーブルを囲んでいる女性は30過ぎか。先生の奥さんだ。
わたしは末木先生が担当だった60年前の夢をみている。
先生は理科を教えていた。近大ボクシング部出身とうわさされていた。
中学入学後に中間考査があり、答案用紙に書き込んでいると側にやってきた先生は「君は入学時のテスト結果がなかなかいいぞ」とひとことささやいてくれた。
このひとことですっかり自信がつきやる気がました。その意味で岐路に現れた大切な先生だ。
友人の菊池君はこの先生をぼこぼこにした。びんたをはるのが日常茶飯の先生だった。教壇のまえに立たされて一列に並ばされ、びんたを張る。まあ、猪木のびんたみたいなもので激励の意味もあるのだが、菊池君には通用しなかった。殴り返して窓ガラスに頭をぶつけ、先生は数針縫うけがをした。
女子の人気者の吉岡さんなど5名程で自宅に呼ばれた。先生は教え子と結婚したがその奥さんが夢に登場している。今度は吉岡さんが主役で登場する夢をみたい。