昨日のこと、車から道路右手になにやらベージュ色のものが5,6メートルの長さにわたって長々と行進している。その行列の中あたりに2メートル以上ある長い竿に白い布の切れ端をたなびかせた男が歩いている。よく見るとアヒルの子供が集団で行進している。道路には車やバイクが70キロ程度の速度で通り過ぎる。あまりの整然さに驚いてしまった。
同じ道路のあるあたりでは100メートル程度の間隔で魚を売る露店が並ぶ。どの店も申し合わせたみたいに60センチほどの大きなスナッパーを一匹と鯖風の魚を10匹程度簡単なテーブルの上に並べている。
途中で100キロは優に超す大きな豚を見かけた。口のあたりから白いものが10センチほど耳の方に向かって生えている。どうも牙に見えるが、猪の牙と違って豚に牙は生えるのかしらと頭に疑問符が浮かぶ。この豚は巨大で毛並みも猪なみに荒々しい。宮崎駿作品の中で猪が森の中を疾走するシーンがあるが、その猪にそっくりだ。ネットで調べると豚も牙が生えるが、一般的には子どもの内に切ってしまうのと、牙が生えるほど長くは育てないためらしい。それに豚の牙は猪の牙のように土を掘るためにも使い物にならないらしい。それで納得した。この巨大野生風豚の牙は頬に張り付いて実用になりそうもない。
ヤギが2頭、豚の横でさかんに草を食んでいた。親子らしい。親はオシッコをしながら草をはみ続ける。器用なものだ。
以前は工事中でひどいがたがた道だった道路が完成していた。アスファルトをコンクリートのものに順次取り換えている。